目利き委員の想い

目利き委員の中塚です。

ホームページをリニューアルして早1ヶ月が経ちました。
今回は、わたくし目利き委員の想いをちょっと聞いて頂けたらと思います。

はーと&はあとをご利用のお客様は平均年齢が77歳と、高齢の方がほとんど。独居の方、高齢のご夫婦でお住まいの方、ご家族と同居でも昼間はお一人の方、 又、利用目的も「食事療養」や「食事を作るのが困難だから」など様々な状況の方がいらっしゃいます。共通するのは、皆さん何らかの不安な事や不都合をお持 ちであるということ。

そんな方々に、ご案内しているこの「目利き商品」。
このご案内を始めて2年ほどになりますが、ずっと担当してきた目利き委員が想い続けているのは、ささやかかもしれませんが、はーと&はあとをご利用のお客様に「楽しみ」や「潤い」、そして「驚き」を届けたい!ということ。

現状毎月、「目利き商品」として果物をご案内しているのですが、これは、目利き委員の私が京都中央卸売市場に直接行って、商品を選んでいます。
その時とてもこだわっているのが、出来るだけ「珍しいもの」を選ぶということ。

新種の果物、作られる数が少ないからあまり出回らない、なんて言葉を聞くと、私のアンテナはピピっと反応してしまいます。

以前、生産量が少ない"幻の蜜柑"と言われる「せとか」を扱った時、90代の女性から、「こんな果物があるのは知らなかった。生まれて初めて食べた。長生きして良かった!」というお声が届いたんです。

90年間出会えなかった果物に出会うきっかけを提供出来たってすごいことかも、と、これは目利き委員にとって、とても嬉しいお言葉でした!

制限した食事を毎日食べて頑張っている方、お体が不自由で外に出られない方、などそんな方々に、少しでも楽しみをお届けしたい、その想いでこれからもご案内を続けていきたいと思っています。