こんにちは、サロン管理栄養士 兼 生活相談員の末藤です。
あっという間にお盆突入!!
今年のお盆は奥さんと子供が帰郷の為、一人で過ごすことになりそうです。
まぁ~たまには一人で過ごすのも悪くないですかね!!
今回は研修内容のご報告☆
8月8日(土)に在宅栄養ケアスタッフ研修会に参加してきました。
研修の目的は、近年疾病予防や介護予防において栄養管理が重要であるとされ、特に在宅療養者の栄養・食生活を改善し、ADL・QOL低下を防止するために、食事内容ばかりでなく食思不振の対応、栄養状態の判定や食形態を把握する知識と技術が求められおり、そのような在宅療養者や介護者のニーズに対応できる人材の養成です。
また、在宅における栄養ケアに関するニーズに応じた食支援を効果的・効率的かつ継続して実施できるようにするためのと、地域の実情に応じた栄養ケアを担う人材を養成し、地域の栄養ケアの体制の構築を図ることが研修の目的です。
今回の研修は基礎研修として4回に分けて実施し、僕が参加した豊能地区では1、2回を8月に実施し、3、4回目を9月に実施の流れでした。
午前中のプログラムでは今回の研修の趣旨説明、在宅療養者の栄養ケアの必要性、各疾患と栄養管理の関係等々の講義がありました。
その中で訪問看護ステーションの所長をされている方の話もあったのですが、在宅の現場に入っていて食事の内容について支援したい利用者がいたとしても、それをお願いできる管理栄養士がどこにいるかわからないとのことでした。
自分は在宅に関わる管理栄養士ではありますが、「デイサービスの」っていうところもあり、はーと&はあとの、在宅食事療養サポートの管理栄養士の方々に比べると在宅にがっつり入れていないところはありますが、お願いできる管理栄養士がいないというのはショックでした。
やはり自分たちが在宅の現場に突っ込んで入っていけるような地位を確立しなければならないんだなぁと改めて考えさせられました。
午後の内容では在宅医療・介護保険制度と診療報酬・介護報酬について学びました。
介護保険制度については介護の現場で仕事をしているので理解できているところが多かったですが、実際在宅における医療制度や診療報酬については知らないことがたくさんあったのでいいきっかけになりました。
その後はグループディスカッションがあり、在宅栄養をする上での不安や問題点等々で意見を出し合い、どうしていけばよいかを班ごとに発表しました。
自分が参加していた班の中の結論としては、在宅栄養を進める云々の前に管理栄養士としての立場が低い現状がある為、まず管理栄養士自体がスキルアップをして多職種から認められる立場を確立することから始まり、認められることにより多職種との情報共有ができ、在宅療養に関する仕組みづくりも出来上がっていくのではとの結論に至りました。
今回の研修では新しい出会いもあり、気付かされること、勉強しなければならないことなど課題がたくさん見えた研修でした。
国としても在宅ケアの流れになってきている中、振り落とされずにその先頭に立って走れるような管理栄養士になっていきたいと思います!!