こんにちは、サロン管理栄養士 兼 生活相談員 末藤です。


急に寒くなり秋の雰囲気を漂わせている今日この頃。

次のブログのときにはあっという間に寒くなっていそうな気もしますが、体調管理はいかがでしょうか。


今回は6月下旬からご利用していただいている方のお話。


87歳の女性。要介護2

今年の4月より急激に物盗られ妄想が出始め、歩行も上手くできなくなりADLも低下。

家族が市に相談して介護認定を受けることとなりました。

Dr.からパーキンソン病、レビー小体型認知症と診断。

手の振戦や口の震え、嚥下障害もあり食事が全然食べられなくなり体重も激減しました。

活動性もなくなり、ほとんど一日中ベッドで過ごされる状態となりました。

入浴と食事面での支援のために、当サロンに相談があり、週2回ご利用いただくこととなりました。


初めにご訪問させていただいた時には、ほとんど質問の返しもままならず歩行は手引きで少しずつならなんとか進める程度でデイサービスの継続自体ままならないのでは?と感じるほどでした。

ご利用が始まり、まずは食べやすいTaBeLu+(やわらか食)を提供していきました。

食材により食べられるものと食べられないものとありましたが、全く食べれてなかった状況からは少しずつ摂取できるようになってきました。

利用当初は1日1食すら食べれていない状態でしたがデイサービスでの昼食は完食いただけるようになってきました。 ただしデイサービスで昼食をしっかり食べてくると夕食は食べられないといった状態でした。

自宅では普通に調理したご飯では召し上がれなかったので、サロンからTaBeLu+も不定期で持ち帰りしていただき自宅でも少しずつなら食べていってくださりました。

利用開始から1月半程でサロンでの昼食も全量召し上がられるようになりましたが、義歯による歯茎の傷の痛みがあり摂取しづらい状態に。

そこで、はーと&はあとの新商品TaBeLuソフトを提案。 まだサンプルとして届いていたものから順次提供し始め、「これなら食べやすい!!」と摂取量も維持することができました。

自宅での食事準備も難しいため、TaBeLuソフトをデイサービス利用時にお持ち帰りいただき家でもTaBeLuソフトを召し上がられるました。

デイサービスに通うことで夜10時に寝て朝の10時過ぎまで寝ているといった生活リズムから、夜の7〜8時には寝て朝7時に起きるという朝型の生活に戻り、1日1食だった食事回数から朝食を食べ始めるようになり、のちに夕食も食べられるようになりました。

食事を3食きっちり食べだしてからデイサービスでの様子も大きく変わってきました。

歩行状態も安定しフラつきが軽減。完全手引きでの介助がないといけなかったのが、歩行器を使用しスイスイとご自身でフロア内を歩けるようになりました。

椅子からの立ち上がりも1人でほとんどできるようになって、唇の震えもほとんどなくなり、口ごもって聞き取りづらかった言葉もはっきりと聞こえるようになりました。

それに加え、会話の量が大幅に増え、笑顔もたくさんみられ、周りの利用者様からも「ほんとに元気になったね〜。」と口々に言われています。

最近ではTaBeLuソフトでは消化が良すぎるのか3食では足りないことが増えているとか、、、

提供量や食種の変更についても随時検討し、さらなる栄養状態のアップに努めていきたいと思います。


食事が食べられるようになったことをきっかけに大きく生活状況に影響を与えるのだと実感する所と、逆も然り。

しっかりと食生活のサポートをしてあげないと生活レベルを維持することが困難となるため、早く気付きすぐに介入できるよう感度を高めていきたいと思います。

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写真はサロンで提供されている状態のTaBeLuソフトです。

メニューは主菜がミートローフ、副菜が金平ごぼう、副々菜が菜の花の胡麻和えです。

検食用のため主食はご飯になっていますが、利用者様により全粥やペースト粥等変更しています。



サロン管理栄養士 兼 生活相談員 末藤

こんにちは

サロン管理栄養士 兼 介護職員の柴田です。

またまた台風が近づいてきましたね。

急に寒くなったり、また暖かくなったりと

体温調整が難しいですが

体調を崩さないようにお気を付けくださいね。

さて、食欲の秋!ということで

9月26~30に回転ずしツアーを実施しました!

私は1日だけ同行したのですが、

皆さんの楽しそうな、満足そうなお顔が見られてよかったです!

4~6皿程度召し上がっている方が多かったですが

「明日があるかわからないから、たらふく食べておいで!」と娘に言われて...

と10皿召し上がった方、

3皿+茶碗蒸しでお腹いっぱいになった方、

一皿の2巻をシェアして、少しずつ多くの種類を召し上がった方

など、楽しみ方は人それぞれ。

皆さん、食べたい気持ちと 食べられる量との兼ね合いを上手に判断して

楽しんでおられるようでした。

中には、「お寿司好きだけど、やっぱり外出は億劫だ」

「外出よりお風呂に入りたいから」

と言って、行かれなかった方もいらっしゃいます。

外出が億劫だ という方に行ってもらえなかったのは非常に残念!!

スタッフの力不足です  |д゚)

いつもよりも利用者様同士の会話がはずんだり、

食べることを楽しんでもらえたことがなによりもうれしいです。

ちなみに私たちは中トロで〆ました(^^)/

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こちらは利用者様の作品

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こちらは壁紙の作品

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どちらも、だんだん完成度が上がっています!

⒑月もお楽しみに...

サロン管理栄養士 兼 介護職員 

柴田満里子

こんにちは、サロン 管理栄養士 兼 生活相談員の末藤です。

9/17に在宅ケアネット堺・地域ケアフォーラム 「多職種で支える!食支援」に参加してきました。

第一部では医療法人悠翔会 理事長 診療部長の佐々木 淳先生のご講演があり、第二部では「地域における食支援の課題」についてパネリストによるディスカッションとグループワーク・ディスカッションが行われました。

それが終わってからは懇親会と長時間に渡る内容でとても充実した1日となりました。

佐々木先生のご講演の中でも、キーワードとなったのが「低栄養に関心を持つこと」
歳だからと言って放置されてしまっている方、食べる能力があるのに不適切な食制限をされてしまっている方、またはその逆も然り。

そのような状況が原因で低栄養に陥ってしまわないよう低栄養に気づき、専門職へ繋ぐこと。

その話を聞く中で、今自分がいる位置。
管理栄養士 兼 生活相談員であることの必要性とこれを活かした啓発活動は、地域における食支援の歯車のひとつとして絶対必要な存在なのだという責任を感じました。

まだまだ地域に向けて低栄養の怖さと栄養ケアの重要性を示せていないかもしれませんが、自分がいる位置からどれだけ発信していけるかをもっと詰めていきたいと思います。

またグループワークの中でも多職種から管理栄養士の必要性を求める声も聞かれ、嬉しい反面もっと上がっていかなければならないと身が引き締まりました。

なかなか積極的にいけるほうではありませんが、こういった場で繋がりができ、いろいろな思いを共有できたことも非常に勉強になりました。

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管理栄養士 兼 生活相談員 末藤

こんにちは。

サロン 管理栄養士 兼 介護職員の柴田です。

台風が近づいており、各地への影響も気になります。

大きな被害が出ないことを祈ります。

さて、8月からスタートしたTaBeLuソフト。

私もようやく試食し、実際に食べている方の食事介助をさせていただきました。

私が食事介助した方は、以前はムース食を食べておられました。

覚せい状態もまちまちな方なのですが、眠そうな様子もなく

30分以内に全量摂取されていました!

「お食事おいしいですか?」の問いかけに、「おいしいよ!」と元気よくお返事。

(後半は少し眠そうにされていましたが、甘くておいしい栄養補助食品を

口にすると、またにっこりとおいしそうに召し上がっておられました!)

実際に召し上がっている方の様子を見ていると、

TaBeLuソフトの形態は、見た目もよくて食べやすい

高齢者には必要不可欠なアイテムだ!と感じました。

まだ私自身一度しか食べたことがないので

他のメニューも味見したうえで、

TaBeLu+との違いを自分の言葉で伝えられる、

またどのような食事が適しているのかをアセスメントできる

ようになっていきたいと思っています(^◇^)

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TaBeLuソフトを召し上がっているお二人です!

管理栄養士 兼 介護職員

柴田 満里子

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