File:14 | 糖尿病性腎症 |
男性 / 82歳 |
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生活環境 | 生活状況 |
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娘様・奥様と同居 | 社交ダンスに通われていて、外出時には車の運転もされている。買い物や食事の準備は娘様が行っている。時々外食に行く。 |
ご利用の経緯 |
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2020年、7月。浮腫により入院。元々糖尿病があり腎機能悪化の指摘受ける。透析はしたくないと思い、病院からの紹介にて退院後の自宅での食事療法として利用開始。 |
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配食ご利用状況
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管理栄養士からのアドバイス
2年前から配食利用開始。去年の4月ごろに腎機能さらに悪化し透析の話が出始めました。 4月以降毎月フォロー訪問行い、血液検査結果確認し減塩やカリウム除去について・低栄養にならないように等栄養指導実施。 2022年4月にシャント造設。 主治医の先生からは、すぐに透析開始するわけではなく、5・6月と様子見し、状態が悪くなった時にすぐに透析開始ができるようにするための準備と説明されたとの事。 ここまで1年透析延期成功しているため、今後も透析開始ならないよう指導継続します。 |
目標:透析開始にならないようにする。 ①配食利用し、1食の量・味付けなどを勉強しましょう。 ②外食時、汁物・漬物は残しましょう。 ③補助食品(レナジーbit・カップアガロリー)を1日1個食べましょう。 |
2022年6月、透析延期成功!
本人様も透析開始はなるべく避けたいと思われているため、外食時の塩分摂りすぎに注意するよう再度念押しする。
本人様も透析開始はなるべく避けたいと思われているため、外食時の塩分摂りすぎに注意するよう再度念押しする。
糖尿病性腎症とは、糖尿病の合併症で腎臓の機能が低下した症状。
腎臓は左右に一対あり、血液を濾過して老廃物を尿として排泄しながら、体内の水分量や電解質バランス・血圧などを調節している臓器です。
糖尿病で高血糖の状態が長く持続すると、組織のたんぱく質に血液中のブドウ糖が結合した物質が増えて、全身の小さな血管を傷めつけ血管が詰まったり破れたりします(糖尿病性細小血管症)。腎臓の濾過装置である糸球体は細い血管が多いのでこれが起こりやすく、その結果腎機能が低下したものを糖尿病性腎症と呼んでいます。