初めまして、4月から訪問看護ステーションはーと&はあとで働くことになりました看護師の新地啓子と申します。今年で看護師になり17年になります。これまで、回復期リハビリ病棟や脳神経外科病棟、そして緩和ケア病棟で働いてきました。

 脳神経外科病棟で働いていた際、ある患者様のお看取りをさせていただきました。それまで静かに患者様を囲っていたご家族様でしたが、私が声をかけると、堰を切ったようにみなさん泣き出し、口々に思いを吐き出されました。思い出話をたくさんされ、ご家族みんな泣き笑いしながらの賑やかなお看取りとなりました。その時に、看護師の関わり方次第で、こんなに温かいお看取りが出来るんだと感じました。この出来事をきっかけに終末期看護に興味を持ち、緩和ケア病棟に転職しました。

 その後、看護師人生の半分以上を緩和ケア病棟で過ごし、「その人らしさ」を常に考え日々の看護を行ってきました。最期のその一瞬まで、どのように生きたいのか、誰とどこでどう過ごしたいのか、患者様やご家族の死生観や価値観は様々です。病気や辛い症状により我慢や制限ばかりの人生ではなく、その人がその人らしくあるために、看護師として何が出来るかを常に考え、専門職として最善を尽くしていきたいと思っております。

 訪問看護の経験は初めてですが、利用者様やご家族様にとって、相談しやすく安心感を与えられる様な看護師になりたいと思っております。どうぞ宜しくお願い致します。

 初めまして。今月入社した、理学療法士の濟城翔一と申します。入職するまでの5年間は、奈良県で過ごしておりました。

 これまで回復期病院、クリニック、そして訪問リハビリで勤めてきました。その中でも利用者様の自宅に伺い、ご本人の生活に合わせたサービスが提供できるという点で、訪問リハビリにやりがいを感じております。そのため、今までの理学療法士人生で最長の約5年間、奈良県で訪問リハビリに携わってきました。

  私は今までの経験から、自宅での過ごし方が大事だと感じています。病院とは違い、毎日サービスの提供をさせていただく機会が少ないこともあり、頑張って自宅に戻れたものの、生活が上手くいかず、転倒等の理由から再度入院となってしまう方もいらっしゃいました。自宅でより長く生活するために、自主トレーニングメニューの提案をさせていただくほか、移動しやすいよう家族様に家具の配置を相談させていただくこと等もあります。ご本人はもちろん、家族様にもご協力をいただきながら、看護師やケアマネジャーと連携を図り、より良いサービスを提供できるように頑張ります。

 まだまだ至らないところもありますが、今までの経験を活かし、少しでも利用者様のお役に立てるよう精進しますので、どうぞよろしくお願いいたします。

皆様お久しぶりです。看護師の徳井です。3.jpg

月日が経つのは早いもので、入職当時は3歳だった息子はこの春ついに小学生になります。息子は新しいランドセルを背負い、入学式を心待ちにしています。一方、私はまだ寒い日が続いている為、春の陽気を待ちわびています。

さて皆さんは「寒暖差疲労」という言葉をご存知でしょうか。今回は寒暖差が身体に与える影響についてお伝えしようと思います。

1日の気温差が7℃以上になると寒暖差が大きいといいます。寒暖差は私たちの身体にとってストレスとなり、自律神経に大きな負担をかけます。この自律神経への負担が、様々な不調を起こすとされています。

【寒暖差疲労による不調】
➀頭痛やめまいキャプチャ1.PNG
➁肩こり、冷え性
③体のだるさ
④食欲の低下、下痢、便秘
⑤イライラや不安、落ち込みなどの精神的なダメージ

【寒暖差疲労への対策】
1⃣温度差をなくす
体に寒暖差を感じさせないことが大切です。エアコンを適切に使用し、一定の快適な温度を保ちましょう。外気温との差が大きくなるのを避け、温度差は7℃以下になるようにしましょう。

2⃣バランスのとれた食事を心がける
バランスの良い食事を摂り、寒暖差疲労に負けない体づくりをしましょう。エネルギー源になるたんぱく質や、疲労回復効果のあるビタミンB群を積極的に摂取しましょう。

3⃣良質な睡眠をとる
「交感神経」と「副交感神経」のバランスをとる事も大切です。良質な睡眠は心身の疲労を回復させるために有効的です。

4⃣適度な運動をする
体力が落ちると寒暖差疲労が起きやすいとされています。適度な運動を習慣化して、疲れにくい体を目指しましょう。

5⃣お風呂にゆっくり浸かる
入浴すると全身の血行が良くなり、体に蓄積された疲労物質を取り除く効果が期待できます。ぬるめのお湯にゆっくり浸かるのがおすすめです。

日頃から対策をおこない、寒暖差疲労をため込まないように心がけましょう!
いつもと違う不調を感じた場合は、いつでも看護師にご相談ください。

こんにちは。作業療法士の山﨑です。
訪問時には、必ず始めにバイタル(体温、血圧、脈拍、血中酸素濃度)測定を行っています。血中酸素濃度はパルスオキシメーターと言う測定器を指に挟んで測定するのですが、この時期は指先が冷たくて正確な数値が測れない方が多くいらっしゃいます。そういう時は、手指をマッサージしたり、温めたり、運動をしてもらい血流を良くしてから測るようにしています。

今回は、私が自主練習でよくお伝えする「手指の運動」をご紹介しようと思います。ちなにに画像は私の手です(^^ゞ
「手が冷たくて困っている」「指が動き難くい」「お箸が使い難くなってきた」「字が上手く書けない」等、手指に関するお悩みごとがある方は、ぜひ取り組んでみてください。

【手指の運動】
①グーパー運動
手をしっかり握って、大きく開きます。
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②指折り動作
親指から順番に、一本ずつ指を曲げて行きます。曲げ終わったら、小指から順に伸ばしていきます。
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※隣の指が一緒に付いてこないよう心掛けてください。

③ピンチ動作
親指の腹を人差し指の腹と合わせてつまみます。しっかりと伸ばして戻します。
親指と他4指それぞれ順番につまみ合わせていきます。
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※この時、横からみた形がしっかりとOKサインのように〇になることが大切です。

④開く閉じる運動
掌が丸まらないように注意しながら、指を開いたり閉じたりします。
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※指の間が均一に開くよう心掛けてください。テーブルに手を置いて行う方とやりやすいです。

手指を動かす事は、血流を良くする、巧緻性(手先の器用さ)の改善、また、脳を刺激し、認知機能を向上させることにも繋がるとされています。手指の運動はこれ以外にもたくさんありますが、まずはこの4つから始めて頂けたらと思います。運動の回数は、その方の状態にもよりますが、一度にたくさん取り組むよりも、小まめに取り組む方が効果的です。運動時は痛みに注意して、無理のない範囲で取り組んで下さいね。