ハート枠.jpegのサムネイル画像のサムネイル画像のサムネイル画像はじめまして看護師の加賀谷史子(かがやふみこ)です。
看護師になり、これまで病院勤務メインで仕事をし、外来・訪問診療・病棟勤務(日勤・夜勤)を約25年経験してきました。

 今年4月から1番下の娘(4歳)が保育園に入園することとなり、この機に夜勤から昼勤へのシフトチェンジを試みました。出来る限り家族のペースに合わせ「休日は休み・昼勤務」での職場を探していたところ、友人からも訪問看護が時間的にもいいんじゃないかなとすすめられ、以前から興味もあったことから転職活動を始めました。

 数ある訪問看護ステーションの中でどの事業所がいいかを調べていると、"はーと&はあと"という名前が気になりホームページを確認しました。そこに書いてあった「自宅で過ごす利用者や家族を最期まで支える訪問看護ステーションでありたい」という言葉に強く惹かれました。

病院勤務していたころ訪問診療に携わっていた時期があります。入退院を繰り返していらっしゃいましたが、最期は自宅でむかえたいという患者様がおられ、家族の受け入れもよく在宅でのケアに変更しました。1ヶ月ほどご家族と共に過ごし、訪問時の表情も入院時とは違い穏やかで、自分らしさを取り戻しているようでした。最期の瞬間もご家族に見守られ幸せそうでした。この時の看護師経験は忘れられないものです。

 病院でも終末期の患者様はたくさんいらっしゃいました。ですが、入院したことにより患者様自身の最期を、
ご自身の意見も通らず迎えている方が多くいらっしゃったように思います。看護師として何ができるのかと考えたところ、在宅看護に携わり在宅でのあり方・援助方法などを学ぶとともにこれからの看護に活かせていければと考え、このステーションでの就職を希望しました。

 そして縁があり8月より仲間入りしています。訪問看護での経験値は豊富ではないですが今までの看護師としての経験を活かし利用者様が安心して生活が出来るよう援助していきたいと考えています。精一杯頑張りますのでよろしくお願いいたします。

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 訪問リハビリを受けていると、「少し歩きましょう」「体操しましょう」と言われることがあると思います。しかし「この運動、自分にとってはきつすぎないかな?」「どれくらい体にいいのかな?」と不安に思う方もいるかもしれません。

 そこで今回は、「METS(メッツ)」という言葉をご紹介します。これは、運動の強さをあらわす目安のようなものです。1METSは、じっと座ってテレビを見ているような「安静の状態」に相当します。数字が大きくなるほど、体をたくさん使っているという意味になります。

たとえば、、、掃除機.png

ゆっくり歩く → 約2〜3METS

掃除や洗濯などの家事 → 約3〜4METS

少し早歩き → 約4〜5METS

階段を上がる→ 約5〜6METSmets-meyasu-768x768.jpg

このように、日常生活の中にもいろいろなMETSの動きがあるのです。

 リハビリで大切なのは「ちょうどよい強さの運動をすること」です。強すぎる運動をしてしまうと、心臓や関節に負担がかかり、体に悪影響を与えることもあります。逆に、楽すぎる運動ばかりしていると、筋肉がなかなかつかず、元気を取り戻すのに時間がかかってしまいます。そのため、みなさんの体の状態に合わせて「この方には2〜3METSくらいの運動がちょうどいい」と判断し、無理のない運動を提案しています。

 また高齢になると、心臓や肺、筋肉の働きが若いころより緩やかになるので、運動の強さを無理なく調整することがとても大事です。体調に不安のある方は「2〜3METS」くらいの軽めの運動から始めるのが安心です。椅子に座ったままでできる体操や、ゆっくりとした歩行がこれに当たります。

 リハビリは、がんばりすぎるより「無理せず、続ける」ことが一番大切です。METSという目安を使うことで「やりすぎていないか」「もっと動けるかな」と、自分のペースを知ることができます。

 生活活動のメッツ表(健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023   厚生労働省より)を参考に、まずは運動の強さを理解していただけたらと思います。

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 こんにちは。理学療法士の濟城です。暑い日が続いていますね。夜も寝苦しい日々を過ごされ、しっかりと眠れないという方も多いのではないでしょうか?今回はそんな睡眠についてお話したいと思います。

 1日6時間寝たとすると私達は人生の1/4以上を睡眠に使っています。そんな1日の大半を占める睡眠ですが、そもそもなぜ人や動物は眠るのかということは現在もわかっていないようです。しかし睡眠による効果はいろいろとあります。例えば記憶力や洞察力、創造性の向上もあり、免疫力にも良いといわれています。また睡眠は時間もちろん、質も大事です。そこで睡眠の質を向上させるために今日からできるナイトルーティーンやモーニングルーティーンをいくつかご紹介します。

ナイトルーティーン

・暗くて静かで朝まで適温が理想

光や音、温度は睡眠の質に大きく影響します。夏は23度~26度冬は19度~22度くらいが適切な室温です。寝る前のスマートフォンの使用も可能な限り避けましょう。

・午後6時以降はカフェインを取らない

個人差がありますが、覚醒作用をもたらすカフェインは効果が半減するのに2~8時間かかります。午後4時には摂取を控えるのが理想です。また寝る前のお酒も睡眠の質を低下させます。飲む場合は夕食時に一緒に飲むようにしましょう。

・夕食は就寝の4時間前までに

食後は胃腸の働きが活発になり、すぐに寝ようとすると睡眠の質が低下します。胃腸の働きが落ち着くまで4時間程の時間が必要な為、夕食は就寝の4時間前には食べ終わりましょう。

・入浴は就寝の1~2時間前までに

入浴により深部体温が上がり、その後1~2時間程で下がり眠りにつきやすくなります。湯船に浸かるのが理想ですが、難しい場合は洗面器にお湯を入れ足湯代わりに使用することもおすすめです。

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 モーニングルーティーン

実はその日の眠りは朝からの行動でも左右されます。ナイトルーティーン程多くはありませんが、重要なので参考にしてください。

・朝日を浴びる

朝日を浴びることで体内時計がリセットされ、夜になると自然に眠たくなるようになります。また、メラトニンと呼ばれる睡眠ホルモンの分泌にも役立ちます。

・朝起きてすぐのコーヒー

夕方以降避けるべきカフェインですが、起床後すぐの摂取も気を付けなければなりません。私達の身体は朝目覚める前から脳を覚醒させるホルモンが徐々に分泌され始めています。しかしすぐにコーヒー等のカフェインを摂取してしまうとホルモンの分泌が抑えられ、身体のだるさが続いてしまいます。そのため起床後すぐにではなく、起きてから90分以上経ってから飲むようにしましょう。

 睡眠がとれていないと、判断力の低下はもちろんのこと、メタボリックシンドロームや認知症、精神疾患に陥る可能性もあります。1日を元気よく過ごすためにはしっかりとした睡眠が必要です。日頃からあまり眠れていないと感じている方やそうでない方でも、今回ご紹介したナイトルーティーンやモーニングルーティーンを是非1度試してみてください。

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 こんにちは!事務の河部です。梅雨が明け、そろそろ本格的な夏が始まりそうですね。

 個人的な話になりますが、私の祖母は今年89歳をむかえ、同居していた私の父・母のもとから離れ、この春から住宅型有料老人ホームに入居しています。入居する前は「自宅を離れるのは抵抗がある」「どんな人がいるかもわからないところは不安」とあまり前向きではありませんでしたが、実際に入居してみるとその印象は大きく変化したようです。できたてでバランスも考えられたご飯が3食あり、常にスタッフの方や他の入居者さんとお話ができる環境はとてもよく、天気のいい日には屋外歩行もできるとのこと。

 たまに施設に遊びに行くと、以前より元気な様子で迎えてくれ、いろいろな話をしてくれます。認知機能の低下は前からみられていたため、忘れてしまっている事も多いですが、それでも笑顔で生活をしてくれていることに喜びを感じます。

 今回私の祖母は住宅型の老人ホームを選びましたが、今は様々な高齢者施設があります。

○特別養護老人ホーム

介護度が高い高齢者向けの施設、常時介入が必要な方が入居対象

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経済的な理由や住環境上の理由で自宅での生活が困難な高齢者向けの施設

○サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)

バリアフリーの賃貸住宅で、生活をサポートするサービスが付いている

○グループホーム

認知症高齢者が共同で生活する施設。少人数での家庭的な環境で介護を受けることが可能

○ケアハウス

軽費老人ホームの一種で自立した高齢者向けの施設

 その他にも短期間、施設に入所して介護サービスを受けることのできるショートステイや日帰りで機能訓練を受けることのできるデイサービスなどもあります。からだが思うように動かない、以前と同じように生活することが難しくなってきた、という方にも沢山の選択肢があることを知っていただき、そのうえで【自分らしく生活できる場所】を選んで欲しいと感じます。images.jpg

 そしてはーと&はあとは"自宅での生活を希望される方"へ精一杯の支援をさせていただきます。思いやりのある看護師・セラピストが訪問に伺います!何かあればいつでもご連絡ください。

 ご本人にとって心地の良い生活ができる場所が見つかりますように。暑い日が続きますので、どうかご自愛ください。