新年度が始まり1か月が経ちましたね。皆様いかがお過ごしでしょうか。
当ステーションも新しい仲間が増えました。気持ちも新たに今年度もスタッフ一同、より良いケアが提供できるように日々精進して参ります。

さて今回は訪問時に使用している、かばんの中身についてご紹介したいと思います。
利用者様にも「重そうなかばんやね。何が入ってるの?」と質問されることも少なくありません。一部ですがご紹介しようと思います。

【測定セット】
体温計・血圧計・パルスオキシメーター・聴診器・アルコール綿
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利用者様の健康状態を把握する為に、必須のアイテムです。
私の聴診器にはマスコットが付いており、「それ何?」とも聞かれます。
病院での勤務時代の話になりますが、スタッフ全員分の聴診器を掛ける場所がありました。同じような聴診器が掛かっていたので、自分の物と分かるように目印として付けていた名残です。(悲しいことに目印がないと他の方に使用され、そのまま行方不明になることも多かったのです。)
訪問看護では自分で持ち歩いている為、目印は必要ないのですが、新人時代からの相棒なので外せない存在です。

【ケアセット】
爪切りセット・衛生材料・ワセリン・入浴剤・口腔ケアスポンジ・・駆血帯・コッヘルなど
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爪切りセットは各種揃えています。巻き爪や肥厚等、爪について悩まれている利用者様も多いです。日常生活に痛み等の影響が出ないよう、訪問時にケアさせてもらっています。

入浴剤は足浴時に、リラクゼーションも兼ねて使用しています。有名な温泉地の入浴剤を見て、「ここの温泉すごく良かったよ。」と利用者様とお話が弾むこともあります。

【感染予防対策セット】
マスク・手袋・エプロン・フェイスシールド
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状況に応じて、感染対策を行っています。いつでも対応出来るように、持ち歩いています。

【タブレット・記録用紙・文房具】
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必須アイテムのタブレット。かばんのに入っている中で1番の重さです。重たいのでかばんが軽いと感じる時は、「タブレット忘れてる?」と分かるくらいです。

メモや小物入れは、お薬をセットする時にとても活躍してくれています。

改めて確認してみると、様々な物品が入っていました。
訪問看護では病院と異なり、物品が無くなってもすぐには補充出来ません。
備えあれば憂いなし‼様々なケースを想定し、各種持ち歩いています。
これからも利用者様に最大限のケアが提供出来るように、重たそうに見えるかばんと共に訪問に伺います。
スタッフによって持ち物が異なるので、機会があれば尋ねてみてください。

1.嚥下障害とは
嚥下(えんげ)障害」「誤性(ごえんせい)肺炎」等、最近はテレビでも『嚥下』ということばをよく耳にするようになりました。
嚥下とは、水分や食べ物を口の中に取り込んで、喉と食道を通して胃まで送り込む機能のことを言います。この嚥下機能に障害があると、食べ物が摂取できなくなったり、食べ物が気管に入ったり(誤嚥)して、身体に悪い影響が出ます。
嚥下障害は、口内やのどの炎症や腫瘍、脳血管障害、認知症等様々な病気によって起こりますが、それだけではありません。年齢を重ねるごとに身体の素早い動きが難しくなるのと同様、嚥下機能も衰えて嚥下障害が起こることがあります。嚥下障害は思ったより身近で、誰にでも起こり得ることなのです。

2.安全に食べるために
嚥下障害の疑いがある時は、原因をはっきりさせるために専門の医療機関を受診することが必要です。症状によって注意点や嚥下方法が異なるので、私たち言語聴覚士にも相談してください。
安全に食べるためのいくつかの方法を紹介します。特に嚥下体操はお勧めで、皆さんに毎食前に行っていただきたいものです。運動前に準備体操をするのと同じで、食事前に嚥下に使う機能を動かしておくことで、食べる事・飲む事が行いやすくなります。
美味しく安全に食べて、飲んで、健康にお過ごしください。

①  嚥下体操をする
嚥下体操は、食事前の準備運動の役目だけではなく、口唇、舌、頬等食事に関わる部分の運動機能を改善するための基礎訓練にもなります。

②一口量を調整する
飲み込んだ後に口の中に残らないように、一回のゴックンで飲み込める量を口に入れるようにします。

③咳払いや空嚥下をする
食べ物や飲み物が喉に残った感じがする時は、次に進まず、咳払いをしてもう一度ゴックンとツバを飲むように飲み込みます(空嚥下)。

④水分に少しとろみをつける
水分は喉に急に流れ込んで誤嚥しやすいため、とろみ剤等で軽くとろみをつけると飲み込みやすくなる場合があります。

⑤むせた時は落ち着くまで待つ
食べ物や飲み物が気管に入りかけてむせるのは、身体の正しい防御反応です。水を飲んだりせずに落ち着くまで待ちます。

【嚥下体操】
1.深呼吸をする:3回
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2.肩を上下に動かす:3回
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3.首を左右に回す、前後に倒す、左右に倒す:3回ずつ
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4.頬を膨らませる、へこませる:3回
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5.舌を出し入れする、左右に動かす、上下に動かす:3回ずつ
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6「パパパパパ」「タタタタタ」「カカカカカ」と言う
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7.深呼吸をする:3回
おわり

私事ですが、昨年(令和3年)2月に入職し、早一年が経ちました。利用者様やスタッフの沖縄の暑さに負けないくらいの(私が沖縄出身なので)心暖かさに日々癒され、意外とホームシックにならずに過ごすことが出来ています。また沖縄では、春分から梅雨入り頃(2月下旬から4月頃)までを『うりずん』と呼びます。語源は、冬の寒い時期が終わってぽかぽかと春に向けて暖かくなり、梅雨に向かって大地に潤いが増してくる『潤い初め』が変化したものと言われています。

そんな心も体も心地良くなってくる時期に、是非ご自宅でホームエクササイズを行なってみてはどうでしょうか。

最近、『サルコペニア』という言葉を耳にする機会が多くなっています。サルコペニアとは、日々の運動量が減り筋肉量低下・筋力低下・心身機能の低下、それが原因で日常生活にも影響を受けている状態の事です。

具体的には、①以前より歩くのが遅くなり、青信号のうちに渡れなくなっている。②階段を昇ろうとすると手すりなしでは上がれない。③握力が弱くなり、ドアノブやペットボトルのフタが上手く回せない。などがあります。このような状態を放っておくと、ちょっとしたことでふらつき、転倒による骨折の原因にもなります。

前振りが長くなりましたが、今回はその予防として『座って出来るホームエクササイズ』を、分かりやすく絵を加えてご紹介していきます。

座ってできる運動
*すべての動作はゆっくり行うようにしましょう。

•    両手を挙げて深呼吸しましょう。3回。
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•    首を前後・左右にゆっくりと曲げます。各5回ずつ
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•    首を右回転・左回転とゆっくり回します。各3回。
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•    両肩を挙げてゆっくり降ろします。5回。
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•    肩に手を置いて前回転・後ろ回転とゆっくり回します。各5回ずつ。
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•    両手を前に突き出したまま、グー、パー、グー、パーを繰り返します。10回。
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•    親指と人差し指、親指と中指、親指と薬指、親指と小指の順につまみ動作をします。10回。
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•    上体を横にひねります。5秒保持して各2回ずつ。
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•    足踏みをするように太もも交互に上げます。 合わせて40回。
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•    片方ずつ膝を伸ばします。各20回ずつ。
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•    つま先を上げます。両足を一緒に20回。
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•    踵を上げます。両足を一緒に20回。
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最後にまた深呼吸して終わりましょう。
お疲れ様でした。(^o^)丿

慣れてくると10分程で出来ますので、テレビを見ながらコマーシャルの合間にでも分けてやってみては如何でしょうか?
一日一回『座って出来るホームエクササイズ』を取り入れて頂けたら嬉しいです。

一年で最も寒い季節ですが皆様いかがお過ごしですか。
寒くなると空気の乾燥が気になり、例年ならば「顔の乾燥が・・・」「しわが・・・」と気になるのですが、今年はコロナ禍ということで手洗い・消毒の機会が増え、手の荒れも気になります。訪問先でも「あかぎれ」で手に絆創膏をしておられる方が多くなっているように感じています。
今回は手先のお手入れについてご紹介します。

手洗い習慣の改善    
1. 手を洗うときは人肌くらいの温度のぬるま湯を使いましょう
2. 強く洗いすぎると摩擦刺激になるので、泡で優しく洗いましょう
3. 石けんやハンドソープは低刺激タイプに替えましょう
4. 手洗い後は水分を優しくしっかりふき取りましょう(手に残った水分が蒸発するときに皮膚の水分も一緒に奪われてしまいます)
5. ハンドクリームなどでしっかりと保湿ケアしましょう

ハンドクリームの塗り方
手.jpg1. 手の甲にたっぷりのハンドクリームを取る(チューブタイプならば人差し指の第一関節くらいの長さ、手荒れがひどいときは第二関節までを目安)
2. 両手の甲を重ね合わせ、クリームを少しずつ広げる
3. 手のひらでをクリーム温めながら、全体になじませる
4. 親指から小指まで一本ずつ丁寧に円を描きながらなじませる
5. 指の間や爪の周りも一本ずつマッサージをするように塗る
6. 気持ちの良いと感じる強さで親指と人差し指の間を押す
7. 寝る前は綿100%手袋をすると効果があります

そうはいっても「仕事するのにクリームがベタつくから嫌」とよく言われます。最近ではハンドクリームも種類が豊富になっていますので日中は乳液タイプなど使用感が軽めのもの、寝る前にはしっかりとした高保湿なものと使い分けすることをお勧めしています。
クリームを塗るタイミングは手洗いをした際に毎回塗るのがベストです。「手を洗うことが多くてそうはいかない」といわれますが、「寝る前だけでも...」と実際にマッサージをしながらお勧めすると、気持ちよさからか、お伝えするほとんどの方はご自身で継続してくださいます。時にはそれを見ていたご家族も「私もやってみたよ」との声をいただき、三人で笑顔になります。