食事療養のサポートを現場から発信

糖尿病って怖い?怖くない?

こんにちは。めでぃはあと京都の山村です。
 心はずむ「桜」の季節ですね☆本当に日本って四季があって素敵だなと思います。
外にいるので季節にはかなり敏感です~
 写真は今日(4/3の桜と夕日です!)今日はいつもお世話になっている関係機関の方のもとへ、1日中新人管理栄養士とともに、30件訪問させていただきました。
 ご利用者様のお話や新規でご依頼の話、お久しぶりにお会いできる方も多く、大変楽しく大満足な1日となりました

 

 先日、クリニックで糖尿病歴15年位の方とお話ししました。60歳代、男性、ヘモグロビンA1C6.7%、配食も勉強のため2週間ほど利用実績あり。
「気候もよくなってきて、アイスクリームが食べたくなる季節やねん」とおっしゃり、せっかく努力のかいあって、血糖値が下がってきたのでアイスクリームは控えましょうよ・・・というと、いや、この時期は毎日食べたいねん!(テレビを見ながららしいです)
 この男性はいままでヘモグロビンA1Cは6%台にまで下がったことがなかったのですが、最近下がってきたばかりの方なのです。
 男性は、「また、血糖値は上がってもええねん!あなたと関わっている限り、糖尿病は怖くないねん。病気とはうまくつきあっていける自信がでてきた。これからもずっとよろしゅーなあ・・・」と少し疲れ気味だった私の身体がシャッキーとしました♪
『糖尿病は怖くない』とおっしゃったように、血糖コントロールができていれば怖くない病気です。いかに合併症を防ぐかがポイントとなります。
 逆に『糖尿病は怖い』話ですが
 日本透析医学会が毎年実施している統計調査「わが国の慢性透析療法の現況」によると、2006年12月31日現在の国内の透析人口は26万4,473人で前年度より6,708人増加し、糖尿病性腎症による透析患者は初めて8万人を超えた。ほぼ全体の3分の1になった。糖尿病性腎症の比率が毎年増えており、近い将来同比率になるおそれがある、ということです。
 透析人口の平均年齢は高齢化しています。
 ある女性Drが透析人口が膨大かつ高齢化し日本の医療費ではまかないきれず、高齢という理由で透析を受けられない時代もまじかであるとおっしゃてました。
 まさに、若年から自分の体は自分で守っていかないと国は保障してくれない時代に突入です。なので、配食サービスやクリニックを通して私たち管理栄養士が担っていることって、すごく重要です。
いかに疾病を悪化させないか。まだ疾病のない方は予防する。
 どちらにしても1日も早い方がよいに決まっているのです。日々活動をする中でうれしい声を聞けると益々力が入ります。利用者様や患者様から勇気づけられ、自信となることがほとんどです。
また、その一方で配食サービスの利用中断となったり、クリニックにも受診されなくなる方もいらっしゃいます。もっともっとサポートしてあげられたんじゃないかなといつも思います。アドバイスの小引き出しが足りなかったんじゃない?と自分に問いかけてみてます。大切にしているのは、楽しく、継続してサポートさせていただきたいということです。
 人間、一人では病気と闘うのはあまりにも過酷です。そんな方の食事療養のお手伝いがめでぃはあとの管理栄養士はできると自負しております☆
                        はーと&はと管理栄養士 山村 豊美

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