食事療養のサポートを現場から発信

砂糖はいいんでしょう!?

こんにちは、めでぃ京都東川です。
最近はとっても過ごしやすくなりましたね~
去年はもっと残暑が厳しかったような気がします。
今年の冬は寒くなるのでしょうか・・・

さて、クリニックでの栄養指導のお話。
70歳代、女性、脂質異常症のA様。
以前からコレステロール、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)、中性脂肪が高いと言われていたとのこと。
自分でも色々頑張ってみているけど、なかなか下がらないので先生に相談したら、
「じゃあ、一度栄養指導受けてみますか?」とのことで初めての栄養指導。

前もって食事記録もつけて来てくださいました。
「よそ行きの記録はだめでっしゃろ~だから、普段のありのままの食事内容を書いてきましたえ~。」と。
よく分かってらっしゃる。

普段から自分でも色々勉強し、コレステロールの多いと言われる食品、卵や魚卵はできるだけ控え、魚中心で青背の魚を積極的に食べてるとのこと。
しかし、話しているうちにポツポツと・・・
「昼間の間食は欠かせませんね。でも、ちょっとですよ。カステラ、饅頭、果物・・・」
そして、「砂糖はいいんでしょう!?よく料理に使いますわ。コーヒーにも入れますし。」
と引き続き話を聞く私。
「あっ、あと揚げ物が大好きでねースーパーでよく買ってきますの。楽でしょう。」
さらに聞く私。
「あっ、あとね、クロワッサンも大好きで。おいしいでしょう!?パン屋さんの焼きたてね~」

ととても楽しそうに話されている。でも、そろそろ、私からの話も聞いてもらわないとね。
話をされた順にアドバイス。
砂糖、油の過剰摂取は、中性脂肪に変わりやすく、肥満の原因になることを説明すると
目を丸くして「えっ!!砂糖はダメなんですか???」と。
そして、自己反省が始まりました。
「あ~そう言えば、娘から味付けが濃いと言われますわ~」
「あ~どうりで、ご飯は少なくしていてもあまり体重減りませんしね・・・」
「あ~~」と。どんどん小さくなっていくA様。

でも、この短時間で自分の食生活を振り返り、問題点に気づくことができたことは大きな進歩。
そのことを説明すると、沈んでいた顔を上げられました。
そして、次回までの目標を一緒に考え、栄養指導は終了しました。

次回は、目標に対してのご自分の頑張りを楽しそうに話されることでしょう。お待ちしております。


はーと&はあと 管理栄養士東川千佳子

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