こんにちは。めでぃ北摂の島田です。
今回は、前回の糖尿病デーのお話に引き続き
糖尿病関係のお話です。
(と、いうもの先月22日に神戸で開催された日本糖尿病学会近畿地方会に参加してきたので
そのお話です)
すでに、糖尿病患者数が全世界で増加しているのは
周知の事実ですが
なんと、糖尿病から腎臓病を発症する患者数も激増しています。
いままでは慢性腎炎から腎臓病にかかり腎不全になってしまう方が
多かったのですが、2000年あたりから
腎臓病にかかる原因の第一は糖尿病になっています。
そして、糖尿病から腎症を発症したかたは
脳血管疾患や心疾患に罹り、お亡くなりになられる方が急増しているようです。
三大死因は1.がん、2.心疾患、3.脳血管疾患ですが
最近は、心疾患や脳血管疾患のみでの死亡率は低下しているようで
それよりも糖尿病を併発していたり、
糖尿病から心不全や脳梗塞、脳卒中を起こしてしまい
残念ながらお亡くなりになられる方が死因の第2.3の内情なのだとか。
そこで、学会で議論されていたのが
いかに糖尿病→腎症発症→心疾患・脳血管疾患→死亡の流れを
防ぐことができるかでした。
そのためには血圧を安定させることが第一!とのこと。
目標は上が130mmHgで下が80mmHg以下で管理することです。
この目標、糖尿病の方には結構厳しい目安です!
しっかりと食事療養しないと、なかなか大変・・・
減塩効果だけで管理が難しい方は降圧剤を上手に服用しながら
うまく管理していきましょうと、糖尿病専門の先生がおっしゃていました。
肥満は万病のもと!といわれていた時代から
糖尿は万病のもと!?といわれてもおかしくない時代に・・・
糖尿の方に血糖管理をしっかりしていただくようサポートするのは
もちろんのこと。血圧管理の大切さも、しっかり伝えていかないといけないな!
と、感じた学会参加でした。
はーと&はあと 管理栄養士 島田天心
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