食事療養のサポートを現場から発信

診察同行

こんにちは。めでぃはあと北摂の中村です。
あっという間に1月も半ばを過ぎて後半戦。毎日が飛ぶように過ぎていきますね・・
今朝のニュースでは早くも「花粉症」の話題。
今年は例年よりも早く花粉が飛散するようです。
吹きっさらしのバイク生活、「寒さ」と「花粉」のダブルパンチはちょっと辛い・・・(泣)


さて、今回は当社のカロリー調整食を利用されているお客様の診察に同行して来たお話です。

この利用者T様は、50歳代女性で糖尿病を患っておられます。
T様がカロリー調整食の利用を開始されたのはちょうど3年前。
利用前は血糖コントロールがうまくいっておらず、体重も激減し、私との面談も朦朧と
されていたくらいでしたが、開始から半年くらいで血糖コントロールは良好になり、とても
お元気になられました。

しかし、一旦はコントロールが良くなられ状態も安定されたのですが、ある日低血糖状態を
経験されてから、食事前に低血糖予防のクッキーを召し上がる習慣が治らなくなって
しまったのです。

何度かお会いして間食の取り方のアドバイスをお伝えするも、結局間食の習慣は改善されず、
先日お会いして「最近、かかりつけの先生はどうおっしゃっておられますか?」
とお伺いすると・・・・

T様:「インシュリンの量とかは増えてないんだけど、何か腎臓がどうとか・・機能が人の1/3
    みたいな事を言われたけど・・・(笑)」

私:「Tさん、笑い事じゃありません!腎症なら、今すぐ食事を変えないと駄目ですよ!先生は
   どんな食事を摂る様に言っておられました?」

T様:「う~ん。何かいろいろ注意されたけど、よく解らない・・」

という、上記のような緊急事態が発生した為、急遽T様の定期受診に同席させて頂きました。

同行当日、T様の診察の順番が来たので診察室に一緒に入らせて頂くなり、
かかりつけの担当Drが私を見つけ、
「あ~、君、ものすごく勘いいなぁ!良い所に来た!今日こそはTさんに食事の事を
 もの凄い厳しく注意しようと思ってたとこやねん。一緒に聞いといて!」
(このDrは、以前違う利用者様の時にも診察に同席させて頂き、相談させて頂いて
 たので、私の事を覚えていて下さったのです)

Dr:「Tさん、もうね、腎臓の機能が凄く下がってる。このままだと、透析も考えないといけなく
   なるよ!」
T様:「え~、薬飲んだりとかでは何とかなりませんか?」

Dr:「薬だけで何とかなるんやったら、こんなに一杯透析で困る人なんかいないでしょ!
   本気で食事考えんと、手遅れになる。ほら、血液検査の数値も段々上がって来てる
   でしょうが!」

私:「先生、今、週に6食カロリー調整食をお出ししているので、腎臓用の食事に変えようと
   思うんですが、T様の制限の場合、エネルギー量はどうしましょう?」
Dr:「体重/30kcalで!」
私:「では、1600kcalで。たんぱく質は体重当たり0.8gで良いですか?」
Dr:「うん。贅沢を言えば0.6gって言いたいとこやけど、Tさんが続けられないだろうし、0.8gで
   お願い。」
・・・といったようなやり取りをし、T様の制限内容の指示を頂きました。

私と先生とのやり取りを不安げに聞いておられたT様は、
T様:「先生、私の食事は大変になるんですねぇ・・?」
Dr:「何言ってんの!Tさんはちゃんと栄養士さんついてくれてるし、幸せやんか!
   しっかり言うこと聞いて、食事頑張ってみよう!ここ半年が勝負やで。
   (私に向かって)食事の事、お願いしますね!」

先生からも念押しの依頼をされ、更に責任重大です。
診察後、T様にこれから必要な食事制限の内容を大まかに伝え、詳しい献立の内容は
御手紙で追って伝える事になりました。

今後は月1回定期的に訪問し、腎臓用の食事制限に慣れて頂きながら、
少しでも数値の改善に繋げられるよう精一杯フォローしていきたいと思っています。


                         はーと&はあと 管理栄養士 中村  愛


北摂の様子は『もっと☆めでぃ北摂ブログ』でもご紹介しています。見てくださいね~!


これは、京都北大路にある「グリル はせがわ」のコロッケランチです。700円也。
毎年会社の健康診断は京都の病院で受けるので、必ずその帰りにここに寄って
昼食をとって帰ります。
「グリル はせがわ」は大学時代の思い出の店。
年に1回、ここでランチを食べながら若かりし頃を思い出す中村でした(笑)

このブログを購読する

管理栄養士プロフィール

  • 大都 宏子
  • 島田 天心
  • 小山 祐子
  • 磯好 幸枝
  • 竹本 敏美