食事療養のサポートを現場から発信

ダブルショック

こんにちは。めでぃはあと北摂の中村です。
先週まで「春めいて来たなぁ」と喜んでいたのですが、今週はまた冬に逆戻りですね。
火曜日なんて、吹雪の中のバイク走行になりましたし・・。
今年は例年に比べて本当に暖冬だったので、まだマシだったはずなんですが、
一旦気温17・8度になってからの7・8度は身体に応えます。


さて、今回はつい昨日起こった2件のショックな出来事のお話です。

まず、1件目は・・・
昨年の夏から透析回避の為、当社のカロリー・塩分・蛋白質・調整食を毎夕食に利用されて
いた糖尿病性腎症保存期のSさん。
食事の利用開始から毎月1回、普段のお食事のアドバイスの為訪問をさせて頂いており、
ヘルパーさんにご協力頂きながらも、ご自分でも一生懸命努力され6.2まで上昇していた
クレアチニン値が昨年の暮れには4.1まで下がり、高カリウム血症の薬とインシュリンまで
打たなくてよくなられ、担当ケアマネージャーさんをはじめ、関わったスタッフさんは皆とても
喜んでおられました。
そして、年が明けて1月半ば、かねてから予定されていた白内障の手術の為に1週間の
予定で入院されました。
毎日夕食にお届けしていた食事も1週間だけキャンセルの手配をしていたのですが・・・。
あろうことか、入院中に転倒され、大腿骨を骨折されたのです。
その情報をケアマネージャーさんから受けた時も驚いたのですが、昨日は更にショックな
後日談が伝わって来ました。
大腿骨骨折の後、状態が急激に悪くなられ、あれだけ嫌がっておられた透析が始まって
しまわれたそうです。
そして更に、入院が長引いた事で認知症も出てこられたと言う事も聞きました。

このS様の近況にショックを受けながらも、昨日は別の利用者H様の定期訪問があったので、
訪問時間の11時に合わせてバイクでH様宅へ向かいました。これが2件目のショックな出来事
になるとも知らず・・・

H様宅への道すがら1台の救急車に遭遇。
そして、H様宅前に到着すると、原付バイクが数台止まっているのに気付きました。
(あれ~?ヘルパーさんにしては台数が多いし、この時間は私との約束が入っているから
 他の方の訪問はないはずだしなぁ・・・)
と、ちょっと不思議に思いながらインターホンを鳴らしてドアを開けると、そこにはおろおろ
されているヘルパーさんと、一心に何か書類を書いておられる訪問看護さんの姿が・・。

私 :「H様はいらっしゃいますか?」
ヘルパーさん:「それが、今さっき意識喪失で救急車で運ばれたところなんです!」
私:「え~!!!!」

どうやら、私がすれ違ったあの救急車にH様が乗っておられたようです。
訪問看護さんからも事情は聞きましたが、倒れられた原因も不明で入院に
なられるかどうかも定かではありませんでした。

とりあえずは、今日の夕食の配達をせずに事務所で一旦保管する手配と、
担当ケアマネージャーさんへの一報を入れました。
結局、命に別状はなかったものの、H様はそのまま入院される事になったのです。

1日のしかも午前中だけでショックな出来事が2つも重なり、お二方とも食事療養を
頑張っておられた方だけに、とても残念でなりませんでした。
まだどちらもご退院の目途はたっておられませんが、無事に退院された際には
次の新しい目標に向けて食事療養のお手伝いをサポートさせて頂きたいと思っています。


                             はーと&はあと 管理栄養士 中村  愛


北摂の様子は『もっと☆めでぃ北摂ブログ』でもご紹介しています。見てくださいね~!

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