食事療養のサポートを現場から発信

強い思い

こんにちは。めでぃはあと北摂の中村です。
4月も気が付けば2/3が終わり、あと少しで今年もゴールデンウィークに突入ですね。
皆さんはもう、長期連休の予定はお決まりですか?
私は・・特にこれと言った遠出の予定もないので、普段さぼりがちな家事を片付けたいと
思っています!
(毎年、長期連休になると同じ事を言っているような気がしますが・・苦笑)


さて今回は、食事療養の継続には不可欠な『良くなりたい!』という強い思いを抱え、
一生懸命食事改善に取り組んでおられる利用者様のお話です。

K様が当社の食事をスタートされたのは約10日程前の事。
地域包括の担当の方から「浮腫がひどく、至急食事療養に取り組みたい方がおられる」
とのご連絡を受け、急ぎご訪問しました。

K様にお会いしてみると、確かにお顔もむくまれ、両足も足首がわからないほど腫れて
歩行もままならない状態でした。
担当のDrからは「食事が原因。とにかく、塩分をちゃんと控えなさい!」との指示。

数日後に診察予定が入っておられたので、担当Drに食事の指示を確認して頂く様にK様に
お願いしつつ、一刻も早く食事療養を始めたいというK様の意向を受け、訪問2日後から
塩分調整食1600kcal・塩分5g以下の食事をスタートしました。

食事利用開始から5日後、担当Drの食事指示が確認できたことを受け、再度K様宅を
訪問する事に。
訪問をお約束した際の電話で薄々は気付いていましたが、お会いしたK様は塩分を制限
した食事の継続に苦しんでおられました。

私 :「Kさん、お食事如何ですか?少しは慣れてこられました?」
K様:「もう・・・、(1日)5gってあんなにお味がないのねぇ・・。私、もっと味付け濃かった
    から、やっぱり悪かったんでしょうけど。でも・・、美味しくないわねぇ・・」

私 :「そうですね。今までが濃い目の味をお好みでしたら、きっととっても水臭いと
    思います。それで・・、先生からは1日7g以下だったら良いというご指示が出たので、
    5gから7gに変えることもできるんですが、どうされます?」

K様:「う・・・ん、そうねぇ。でも・・・」
と口ごもっておられると、すかさず横からご主人が出てこられ

ご主人:「栄養士さん、私も何度かつまんで食べたんですけど・・・、これではちょっと・・。
      (K様に向かって)やっぱりギリギリまで塩分を上げて貰ったほうが食べやすい
      んと違うか?」

K様:「う~ん・・・。でも・・。」
私 :「Kさんは、まだ食事を始められて1週間。今が一番辛い時期だと思います。
    まだ今までのお味付けとのギャップがありすぎますから。
    うちのご利用者様でも、大体皆さん最初は『味ない!まずい!』っておっしゃいます
    けど、2~3週間経つと薄味に慣れて来られて、以前ご自分が好んで食べておられた
    ものを『辛いわ』なんておっしゃる方もいらっしゃいます。
    でも、まずは7gに変えてやってみられますか?」
ご主人:「絶対、ちょっとでも味が濃い方が食べやすいって!」

すると、ず~っと考えておられたK様が悲鳴のような声でこうおっしゃったのです。
「味も薄くて、まだ美味しいとも思えないんだけど、それでも私は(5gで)続けたい。だって、
 もうこれ以上むくむのは嫌だから。
 むくみが取れるまではこれで頑張りたいの!
 今が一番辛い時期・・・。今が一番辛い時期・・。」
と、最後は何度もご自分に言い聞かせるように繰り返しておられました。

実際、食事開始以降、薬の効果と相俟って、少しずつむくみが引いて来ておられ、
食事療養に慣れないながらも「症状が良くなるまでやり続ける」という強い思いの
原動力になっていたようです。

食事療養はすんなり入っていける方もいらっしゃれば、K様のように味や量が今まで食べて
おられたものと大幅に差があり、無理なく継続が出来るまで苦労される方も少なくありません。
しかし、慣れるまでの辛い時期を乗り越えられるかどうかで、結果が変わってしまう事も
あるのです。

せっかくのK様の強い思い、少しでもうまく継続・定着し、症状が改善するように
サポートさせて頂きたいと思っています。

                            はーと&はあと 管理栄養士 中村  愛


北摂の様子は『もっと☆めでぃ北摂ブログ』でもご紹介しています。見てくださいね~!


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先日の週末【高速料金1000円】に惹かれ、四国まで長距離ドライブに行って来ました。
途中寄った淡路SAからの明石海峡大橋です。
お天気も良かったので、もの凄い人でした!

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四国に上陸したのは7年ぶり。懐かしい「山田家」でざるぶっかけを食べて来ました。
うん、やっぱり讃岐うどんは美味しい・・。

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