食事療養のサポートを現場から発信

お忘れなきようカーボカウント

こんにちは。めでぃはあと北摂の島田です。

しつこいようですが、またまたタイトル:カーボカウントのお話しです。

前回は血糖を自己測定されている方がなかなかうまく食後測定ができず
1日の血糖の変化がいまいち把握できず、こまっている話でしたが
やはり、その方はあいかわらず測定ができない日があって状態はかわっていません。(残念・・・)
言い続けないといけないですね。


いままでは十分に理解できていなかったインスリンによる血糖管理も(勉強不足です・・・)
カーボカウントを少しかじったことで指導のイメージがつきやすくなってきました。

重要なことは食前もさることながら食後2時間後の血糖測定が大切だということ。
なぜなら、インスリンで血糖を管理されている方は普通の方より
血糖下降が遅いからです。

食後何時間で血糖がもっとも高くなるかを調べたデータでは

1.糖尿病で、食事管理のみで血糖管理されているかたは食後60分後
2.同じく糖尿病で、お薬で血糖管理されているかたは食後60~180分後
3.糖尿病で、インスリンで血糖管理されているかたは食後70~130分後
らしいのです。
療養スタイルによって血糖の上昇速度が異なるんですね。
つまり、ご自身の血糖がどれぐらいの時間でどのぐらい高くなるのか
また何時間でどの程度下がるかを知っておくと、それにあわせてインスリンの量が
決められるという仕組み。(がカーボカウント)

インスリン量が自分で決められると、急な外食やちょっとした間食をしても
血糖管理ができるのですね。(理論上は)

そんな情報を得た直後に、新規でインスリン治療されている方に出会いました。

朝食に500kcalぐらい摂取しているのに昼前は低血糖を起こすことがあり
そうかと思うと夕食前は180mg/dlで高値になっていて、血糖の日内変動が
大きい方でした。


冷凍の配食では血糖が安定せず、はーとと併用利用していただくことで
スタート。
インスリンの種類と血糖記録から判断すると
たぶん、うちの食事のほうが血糖降下が早いはずなので
血糖は徐々に安定してくると推測。

「数回食べてみて、血糖の変化を教えてくださいね」
とお願いしました。


在宅での管理は未知数がいっぱいですが
そのぶん、試行錯誤を楽しんでおります。
よい結果がでたら、またまたブログで紹介させていただきます。


はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

今年一年の北摂の様子は
『もっと☆めでぃ北摂ブログ』でもご紹介しています。ご覧ください。

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管理栄養士プロフィール

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