東京の鈴木です。
今週は、ちょっと油断して風邪をひいてしまいました。
新型インフルエンザ騒動が治まりかけているとは言ってもまだ影響が強く残っている事を
実感しました。
こんな時期に風邪をひくと・・・・・
仕事で電車に乗っているとき、マスクをしている私がちょっと咳きこむと周りの人がサッと
散らばるように離れていきます。
別に悪いことをしているわけではないのに気分はすごく落ち込みます。
最初に新型インフルエンザに掛かってしまった高校生などは凄くつらい思いをしたのではないでしょうか?
本人も被害者なのに風評被害とは実に怖いものですね。
私も気をつけたいと思います。
さて、少し昔話になりますが私が以前の会社で市役所などの自治体が行う
「在宅高齢者配食サービス」を担当していた時の話です。
いつも配食サービスを利用されている方(75歳・女性・一人暮らし)のお宅に夕方5時頃
お弁当を届けに行った時の事、インターホンを押すと「はい」と小さな声がしますが
玄関のカギが開きません。
もう一度インターホンを押すとまた、「はい」。
返事は聞こえるのですがカギを開けてくれません。
様子がおかしいので緊急連絡先になっている近くに住む大家さん宅に連絡、
合鍵で開けると御利用者様が玄関に倒れていました。
「どうしました?」と尋ねると足が痛くて起き上がれないというので救急車を呼びました。
救急車が来るまでの間、不安を和らげようと話をしていたところ、朝、新聞を取ろうと玄関を下りた時、
段差を踏み外し、転倒し動けなくなってしまった。
人の気配を感じるたびに声を出したが気づいてもらえず、疲れ切ってしまい声も出なくなって
しまったとの事。
つまり、朝8時頃から夕方5時頃まで約9時間も玄関で倒れていたことになります。
季節が春で気温も低くなかったので助かりましたがこれが真冬だったら助かっていたか
どうか分からなかったと後で聞きました。
たまたま、夕食配食の日だったので発見出来ましたが配食が無かったらと思うと
この仕事をして人の役に立ったことを実感しました。
この御利用者の方は、骨折していて3カ月入院しましたがリハビリも上手くいき退院。
その後、長男の方と同居することになり、引っ越しされていったため、配食は無くなり
お会いすることはなくなりましたが結果的には御家族と同居されることになって安心しました。
一人暮らしの怖さと高齢者福祉の重要性を実感した出来事でした。
㈱はーと&はあとライフサポート
はあとバランスチーム
鈴木隆二