食事療養のサポートを現場から発信

一歩ずつ

こんにちは、めでぃ京都東川です。
皆さんは、皆既日食は観測できましたでしょうか??
京都でも三日月形の太陽が観測できたようですが、残念ながら私は見ることができませんでした。
でも、あの瞬間、日本中の人が一度に空を見上げて、同じものを共有していたと思うとすごいですね。
26年後を楽しみにしたいと思います。

さて、先日ある病院の管理栄養士様からご連絡いただきました。
利用者様のK様の件です。定期的に栄養指導を受けておられます。
80歳代、女性、腎機能低下。
はーとの栄養コントロール食を毎日夕食にご利用いただいています。
ちょうど1年ほどになります。
実は数ヶ月前にだんだん飽きてきて食べることができなくなってきたということと娘様に助けてもらいながら、自分で作るということで一旦停止になっていました。
時々体調不良になられる方であったので、「回数を減らしてでも続けてみませんか?」とお話ししたのですが、自分自身で頑張ってみたいという気持ちも強かったため、停止となりました。

そして、その1ヶ月後、「検査数値が上がってしまった。」ということで再開になりました。
分かっていながらも外食したり、食事支度が適当になってしまったそうです。
再開後、食事の大切さが今まで以上に分かったということで頑張っておられました。
「やっぱり、違うな!!」とおっしゃっていました。

しかし、その2ヵ月後、「食事が・・・」と受診されている病院の管理栄養士様に相談されたそうです。
「食事は続けたいという気持ちはあるようですが、また、食事に飽きてこられているようです。」と管理栄養士様よりご連絡いただきました。
腎機能のほうは、安定、もしくは以前より良くなっているとのことで、蛋白質の厳しい制限は必要ないと担当のDrからも許可がでました。
その結果、食事の内容を塩分制限の食事に変更することになりました。
もう少し早く、そのことに気づいてあげなければいけなかったなということが私の反省点です。
しかし、一歩前進したことは、K様が食事療養は継続しないといけないということが分かっておられることです。

食事療養の大切さを分かっていながらも、途中で中断される方は多いです。
分かっていても、なかなか実行できない、継続できないという気持ちは、とてもよく分かります。
だからこそ、継続できるようにサポートすることが、私達の役目なのだと思います。
一歩ずつでいいのです。その積み重ねだと思います。
途中で挫折しそうになられたときに、できるだけ早くフォローをできるようにしたいです。

はーと&はあと 管理栄養士 東川千佳子

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