食事療養のサポートを現場から発信

不安の解消

こんにちは、めでぃ京都東川です。
すっかり寒くなってしまいましたね。
でも寒くなり、すーっと空気が澄んでいる感じが好きな東川です。

さて、先日訪問した新規の利用者様のお話。
70歳代男性、糖尿病の方です。
入院中のため、入院先の病院に訪問し、奥様とお話ししました。
ご本人様は寝ておられました。

入院された原因は肺炎だったそうですが、その時の血糖血は400近く。
今まで糖尿病のため薬も飲んで治療していたのに、いつの間にか悪化していたと。
奥様も今までは、そこまで食事には気を使っていなかったとのことでした。
でも、急に退院が決まり、どうしていいのかわからなくなったそうです。
既に本などで頑張って勉強されていたのですが、わかりませんと。
また、ご本人様、認知症もあり、徘徊の癖があるとのこと。
そのため、食事以外の介護サービスの利用についても、ケアマネージャー様と打ち合わせしたりで、
ほっとできないと。
その奥様のパニックされている様子が、こちらによく伝わってきました。
だからこそ、少しでも奥様の負担を軽減してあげて、安心させてあげたいなと思いました。
病院で栄養指導も受けておられたのですが、再度お食事のアドバイスもさせてもらいました。
お持ちするお食事を見本にしてもらいながら頑張ってもらいます。
最後にはご本人様も目を覚まされ、「ニコッ!」と笑って挨拶してくださいました。

食事療養が必要になったとのことでパニックになれられる方はたくさんおされます。
クリニックでの栄養指導時でも「これは、あれはいいんですか?」と質問攻めをされることもよくあります。
ちゃんとしたいのにどうしていいのかわからないもどかしさが、焦りとなって不安になられます。
そのような方々のお気持ちは、こちらにはとてもよく伝わります。
その気持ちを緩和し解消してあげ、自分のペースで食事療養に取り組めるようにしてあげることが私の役目だと思っています。
そのためには、一つ一つの質問に丁寧に分かりやすく適切に答えることが大切だと思っています。
話し方、話すスピード、声のトーンなども大切です。
日々勉強をしながら、その方々に合った指導、相談を心掛けたいです。


はーと&はあと 管理栄養士 東川千佳子

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