食事療養のサポートを現場から発信

生活全般の相談にのります

こんにちは。カスタマーセンターの山村です。

週1回、クリニックに栄養指導に行ってます。

糖尿病家系にも関わらず、10年間、健康診断にいってなかった50歳代女性。
先月、初めてクリニックに来られた時は
血糖223mg/dl、ヘモグロビンA1C9.8%、コレステロール233mg/dl、体重54.5kg。
ヘモグロビンA1C9.8%という数値がどういう状況なのか、全くわからないと。
病識は薄いというか、「ない!」という状態。
とりあえず、難しいことはゆっくりじっくり少しづつお話するので、とにかく週4回
栄養コントロール食をお届けするので、食べてくださいということになりました。
現在の数値の今後の見通し、合併症のお話を少し脅しながら、必死に伝えます。
伝える側が必死なら、きっと伝わります♪

そして、今日、2回目の指導にこられました。
血糖122 mg/dl、ヘモグロビンA1C8.5%、コレステロール118 mg/dl、体重53.5kg。
診察時、先生にすごく褒められました!と。
1ヵ月でかなり数値が改善し、本人、俄然超やる気になってられました。
週4回のお食事だけでなく、間食やあらゆることを気にするようになってられました。
まだまだ、ヘモグロビンA1Cも高いですし、下げなければなりません。

本人様が、糖尿病はもう一生付き合っていかないといけないけど、なんとか合併症にならず、元気に糖尿病で過ごしたいんです。子供に迷惑もかけたくないです・・・(半泣き)

もちろんです。絶対、合併症にならないように、がんばりましょう!
厳しいこともいいますが、お互い、この目標は絶対なので!と強く目標を握りあいました。
くじけそうな時、迷った時、私がいます。

普段、在宅での関わりで仕事をさせていただいているので、常に、
管理栄養士というよりまず、ケースワーカー的な関わりから入っていってます。
管理栄養士としての専門的なことは後でよいと思ってます。
まず、生活背景、家族との関わり、仕事、精神的なこと、趣味等、そちらの方が食事療養をするにあたり、すごく重要です。
中高年になるとなにかしら、悩み・不安な事等お持ちです。
なので、栄養指導というようりはまず、生活全般相談にのりますよ!
(栄養の部分は詳しいよ!)というスタンスで取り組んでます。
専門的なことを最初から話しても、本人様はピンとこられないですが、暮らしぶりや、今、困っている事を聴くことからはじめると(話してもらえる雰囲気作りは重要です。)
取り組む方法も見えてくるものです。その方にあったアドバイス、取り組む方法、優先順位を見いだしてあげるのが、腕の見せ所です。

難しい面も多いですが、やりがいのある奥の深いお仕事です。
『在宅ならでは』で楽しく、もっと勉強してがんばります☆

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 3/16朝食です。オープンサンド、野菜としいたけのみそバターホイル焼き、わかめスープ、りんご、コーヒー。作成時間、10分。早く化粧しないと~
もちろん髪、ボッサ、ボサ(苦笑)主婦の朝はありえん忙しさです~
                   はーと&はあと 管理栄養士 山村 豊美

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