食事療養のサポートを現場から発信

もっと早く・・

こんにちは☆北摂の大都です(^^)ノ

ここ最近の寒さはちょっと困りますが
八重桜が長く楽しめますね♪

さてさて、今日訪問した先での話しを・・

糖尿性腎症の男性。80歳代のTさま。
食事の用意は奥様がされています。
が、退院後3ヶ月経ったところ、かなりむくみがひどく・・
担当ケアマネージャさんから紹介され、訪問に至りました。

早速、訪問してみると・・
主治医の先生から
「たんぱく質をもっと食べるようにと言われました。」と。
えっ?!
腎症ですよね?たんぱく質を摂るようにですか??
あやしい・・
よくよく聞けば、腎臓は大きな病院で診てもらっているのですが
近くの開業医にもお世話になっておられ、
その先生から言われたとのこと。

いま一度、腎臓の食事に基本
『蛋白質・塩分制限と必要エネルギーの確保』
をいつものことですが力説(^^;

カリウム制限も聞かれており、
『茹でこぼし(一度、茹でてから茹で汁は捨ててから調理します。)』は守っておられました。

病院から蛋白質調整の補助食品を扱っている業者のカタログをもらってきており
補助食品を併用しつつ、イマイチ、よく分からないまま・・
食事療養を続けていたのようです。
一通り、腎臓食の説明をし終わってから
「これを買ってみました。」
と出された補助食品を見ると・・

蛋白質調整食品ではなく、高齢者用の柔らか食。
蛋白質も塩分もたっぷり・・

「これはちょっとヨロシクないですねぇ(^^;」
カタログをめくって蛋白質調整食品が載っているページを案内。

カタログには腎臓疾患の方用だけでなく、糖尿病用や、介護食(柔らかい食品やトロミ食など)も載っており、特に詳しい説明を受けられなかったのか混乱をされていたようです。

とりあえず、週3日食事を届け、奥様に食事量や調理方法の目安にして頂くことに。

もちろん、4日後の腎臓内科の受診時にはきちんと指示量を確認して頂くようお願いもし。

しきりに
『もう少し、早くあなたに出会っていればねぇ・・』
と(^^;

確かに、もう少し早く正しい食事療養が開始されていたかもしれません。

「今からでも遅くないですよ。今日から変えましょう。また分からないことがあれば
お気軽に電話くださいね。」
とTさま宅を後にしました。


Tさまだけでなく、「もう少し早く・・」と言われることはよくあります。
早く食事改善や食事療養を開始して頂くことに越したことはありません。

少しでも早く、「はーとの存在」や「食事改善の重要性」を多くの人に伝えられるような活動をしていきたいものです。

はーと&はあと  管理栄養士 大都宏子

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管理栄養士プロフィール

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