食事療養のサポートを現場から発信

少しでも食べて貰いたくて・・

こんにちは☆北摂の大都です(^^)ノ
6月も10日を過ぎ、いよいよ梅雨がやってくるようです・・


さて先日、吹田市在住のYさま宅へ・・
Yさまはもう、かれこれ4年ご利用頂いています。

最初にお会いした当初はものすごくお喋りの大好きな女性でした。
ご入院中から熱心に腎臓病の食事に関する書籍を読まれて
退院後の新規訪問の際はいろいろなご質問がありました。

食事をお届けする配送員にもたくさん喋って下さっていました。

というのも、心のご病気から
躁の日と鬱の日があったのです。
長く躁の日があったのですが
鬱の日が始まってから、もう長くお元気な声を聞いていません。
気持ちが下降するにつれて病状も下降。
入退院も何度かされています。

腎不全から塩分・タンパク質・カリウム制限が必要な食事で
エネルギーアップのため揚げ物や炒め物などの油を使うメニューがよく登場します。
しかし、薬もたくさん服用し、味覚異常や吐き気がするといった症状も出て
味がない。食欲がわかない。吐き気がする。
の3拍子がそろい、食事が喉を通らないようになりました。
特に脂っこいものをうけつけなくなりました。

しかし、食欲が出ないからといって食事をしないとますます病状が悪化してしまう、という
ことはご本人様も自覚をされているため、何とか食べている・・

そこで、主治医の先生と、担当のケアマネージャーさんと相談し
基本は塩分・タンパク質制限の食事を用意し、日々の献立を確認しながら
『揚げ物』メニューの日は塩分調整食をお届けすることにしました。
何とか食べてもらい、2週間に1度の血液検査で腎機能を確認しながら
吐き気止めを処方してもらいながら継続してもらっています。

いつも『もう何食べても味ないねん・・薬飲まなアカンから食べてるけど』
食事を流し込んでいる様子が想像できます・・

食事は普通楽しみにされるものですが
Yさんにとっては『苦痛』なんです。

なんとか腎機能も悪いながら安定しているようなので
少しでも、「(食事を見て)食べてみよっかな・・」と思って貰えれば・・
という思いで
週1回程度の割合で塩分が低いメニューの健康バランス食をお届けさせて貰おうと思いつきました。
早速、ケアマネージャーさんのもとへ提案を。

それは妙案だわ♪と喜んでもらえました。
あとは主治医の先生にも事情を説明し、もちろん許可を頂いてから実行・・

広い自宅で独りで食事をされていることも
食欲がわかない原因の一つだとは思いますが、少しでも苦痛な食事が楽しみになって貰えれば・・と思います。

先生から許可が出ますように・・

はーと&はあと  管理栄養士 大都宏子

北摂の様子は『もっと☆めでぃ北摂ブログ』でもご紹介しています。こちらも覗いてみてくださいね~!


100528_1046~010001.jpg
私のコレクション?の一筆箋です。
2月は梅、4月は桜、秋は紅葉、冬はつばき・・

ご利用者さまにちょっとしたモノをお渡しする際に
一言、二言書いてお渡ししています。

このブログを購読する

管理栄養士プロフィール

  • 大都 宏子
  • 島田 天心
  • 小山 祐子
  • 磯好 幸枝
  • 竹本 敏美