食事療養のサポートを現場から発信

退院後の安心と療養に

こんにちは。めでぃ北摂の島田です。

猛暑も少しずつ和らぎ、秋の香りがすぐそこまで来ているのでしょうが
すっかり夏バテになってしまった体での出勤がつらい日々です。

ほんとに今年は入院される方が多かったと感じているのですが
関係機関の方々とも
「今年は高齢者にとっては入院していたほうが安心やね」と
ぽろっと本音がでてしまう夏でした。

しかし、むかしのように長くは入院できない昨今ではそろそろ退院ラッシュがある予感。
というのも
今月に入ってからは病院の地域連携室や栄養課から
退院と同時に配食を希望されている入院中の患者さんのご相談いただくことが重なり
病院へ面談に伺うこともしばしば。


先日、箕面のある病院へお伺いし方は
ご高齢の女性の方で大腸がんを手術され、自宅療養になるのに併せて
はーとの軟菜食をご用意させていただくことになりました。
お話しを聞くと
「ずっと病気ひとつしたことがなかったのよ。
 今年の春までは主人の世話を一人でしてきて
 自分の体に気をつけることなんかなかったわ。
 それが、今年の3月に主人をなくして、ふっと気が抜けたのかしら
 何日間か出血が止まらなくなって、検査してみたら大腸がんだったの。
 早期発見だったから手術は無事に終わったのだけど
 6月末からの入院で体重も減ってしまって、家に帰っても一人だし
 ちゃんと生活できるか不安で。お食事だけでも病院と同じものを
 持ってきていただければ安心と思ってお宅にお願いしようかと・・・」
と、退院後は一人での生活になる不安と体力の低下を心配されていました。

「無理せず、お持ちしたお食事をしっかり食べていただくことから療養してください。
 最初は軟菜食でお持ちしますが、体力が回復してきてお体もよくなれば
 普通食にかえてお持ちすることもできますし、普通食が食べれるようになれば
 きっと体重も少しずつ元に戻って元気になれますよ(^^)」とお伝えし
さっそく退院日から配食をスタートしました。

退院が決まった方に面談に行くと、在宅へ戻ることの楽しみよりも不安のほうが多いことを感じます。
この方のようにお一人での生活に慣れていない方は、なおさらで
そして、必ず直面するのが『毎日の食事をどうするか?』という切実な不安。

今回の方は、栄養コントロール食をお持ちすることになりましたが
健康食を希望される方でも、心境は同じだと思います。
退院日と同時に、在宅復帰初日からお届けさせていただくことで
お客様の不安の1つを解決することができ、それが、安心して退院していただくことに繋がり
さらには在宅へ戻ることの楽しみを感じてもらえたら、うれしい限りです。


はーと&はあと 管理栄養士 島田天心


今年一年の北摂の様子は
『もっと☆めでぃ北摂ブログ』でもご紹介しています。ご覧ください。

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