食事療養のサポートを現場から発信

医療機関との連携

こんにちは☆北摂の大都です(^^)ノ
すっかり銀杏ももみじも紅葉が進み、落ち葉の季節になりました。
気がつけば、今年もあと1ヶ月少々・・
ホント1年って早いですね・・

さて、先日、ご退院になり配食が再開となったN様宅へ訪問してきした。
高槻市在住の70歳代 男性です。
ご入院前は顔色も悪く、声にももちろん元気がなく・・のNさまでしたが
すっかり元気になられ、顔色もよく、声にも覇気が感じられ嬉しくなりました。
それもそのはず、今回のご入院で透析が始まったのです。
週2日の透析にはまだ慣れていないようですが、すっかり血色も良くなっていました。

退院時に出た病院からの指示は1800kcal 蛋白質60g 塩分5g以下 カリウム1500mg以下
その指示に伴って、いつも通り、朝食や間食、自宅で用意する食事の注意点を奥様に話してきたのです。

糖尿から腎症に進み、エネルギー確保の為に油を使う料理をするという点は
Nさまの奥様に限らず、抵抗がある方が多いので、何度も同じ話をすることが多々あります(^^;

ひとしきり、エネルギー確保の話やカリウム制限のための茹でこぼしやバナナは食べないでね、
と話をして薬の処方箋を確認してNさま宅を後にしました。

後日、血液検査の結果を病院のソーシャルワーカーさんからもらい
確認すると・・
カリウム値が3.7と低値。
実は、Nさまに処方されていた薬の中にカリウムが低くなるという薬があり
注意点に
「果物や野菜をしっかり食べましょう。」との記載があったのです。

直に、病院のソーシャルワーカーさんを通じて確認してもらうと
カリウム制限はどこかの手違いで出ていないことが判明。
退院時の栄養指導をされた栄養士さんとも面談をする席も設けてもらいました。

聞けば、ご入院中もカリウム値が低く、
透析食を提供しつつ、果物も出されていたようです。
カリウム制限が必要ないことが確認できひと安心です。

さっそく、Nさまの奥様に
茹でこぼしをせずに調理をしてもらうことや、果物の摂取が可能であることをお伝え。

病院の栄養士さんとの話しの中で
Nさまの奥様には今までも油でエネルギー確保をすることをお伝えしていたが
今回の指導時にも「へぇ~、そうなんですか・・」と初めて聞くような感じだったとか(^^;

「私も何度も油を使ってエネルギー確保の話はしてきたんですけどね・・」
と二人でにんまり・・

退院時の指導後は継続して来られる患者さんも少ないようなので
在宅復帰後の栄養指導をするはーとの存在が
重要な役割をすると思います。

1人の患者さんを取り巻く、医療機関、さまざまな介護機関と一緒に
在宅での生活を支える存在でありたいと思います。

そんな私たちの想いを多くの人に知ってもらえるよう
日々、活動していきたいと思っています。

はーと&はあと  管理栄養士 大都宏子

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