食事療養のサポートを現場から発信

2010年を振り返り

こんにちは。めでぃ北摂の島田です。

今年最後のブログになってしまいました。
年度ではあと三ヶ月を残す時期、新しい年を迎えるにあたり
2010年の振り返ってみました。

忘れやすい記憶を遡って思い出すと
2010年は愛犬がなくなられたのをきっかけに
食欲が低下し、満足に食事ができないSさまの
フォローがスタートだったように思います。

それまでは自立されていて独居のSさま
身寄りもないとお聞きしていたので相談できるところも限られたので
地域包括支援センターの方に報告・相談させていただきながら
見守りをしていましたが、最後は脱水で入院してしまうことに。
(なんだかんだで3月ぐらいまではS様をフォローしていたような気がします)

そして春には新人の管理栄養士寺田さんが北摂メンバーに加わり
新人教育や担当地域の引継ぎなどにバタバタしていたのを思い出します。

この頃はたしかブログにも書いたと思うのですが肝硬変の方の相談をいただく
ケースが重なり、アルコールの飲みすぎから肝炎になり肝硬変→肝癌と
進行してしまう怖さと食事管理の難しさを痛感しました
(ほんとアルコールは適量が良薬です)

そして猛暑。僕の担当の方で猛暑に倒れられた方はいませんでしたが
フォローする自分自身が倒れてしまうような暑い夏でした。
ブログでも何度も暑い・暑いと打ち込んだはず。

淀川区のUさま、長らくはーとをご利用いただいていたのですが、
食事へのこだわりと思い込みが強く、なかなか上手に療養できていませんでした。
この方も相談できるご家族やケアマネジャーさんもいなかった方で、
最初に地域包括支援センターの方に相談し、その後地区の見守りをされている
ケアマネジャーさんと民生委員の方に定期訪問をお願いにいきました。
(ブログでも紹介した方です)
Uさまも食事を満足にとられず、自宅トイレで倒れられているところを
ケアマネジャーさんが発見され、即搬送されたため大事には至りませんでした。

秋になって大変だったのが豊中のM様夫妻とF様夫妻
ともに高齢世帯なのですが、M様は奥様がF様はご主人が認知症のような症状が
みられ、配送さんやカスタマーセンターにも色々と個別管理や対応を
お願いしながら、長くフォローさせていただきました。
M様は現在も利用中ですが、F様はお二人での生活が難しくなり
遠方の娘さまのところに引越しされました。

いつもブログでは上手に療養できた方や、喜びの声をご紹介することが
多いですが、振り返るとまだまだ満足なお手伝いができず
最後は入院・入所されてしまう方が多いです。

特に今年はいままで以上に社会的にもご高齢者の安否・所在確認等がクローズアップされ騒がれ、個人レベルでも同じ問題に奔走した1年でした。

来年は今年ほどの過熱はないかもしれませんが、ご高齢者をとりまく環境は
そんなに変わらないと考えると、在宅でのサポートの必要性と責任義務プラス
専門性が要求される2011年になるような気がします。

今年うまくお手伝いできなかった点を反省し
来年卯年に大きくジャンプできるよう成長していきたいと思います。

最後に
皆様がよい年を迎えられますよう心よりお祈り申し上げます。


はーと&はあと 管理栄養士 島田天心


今年一年の北摂の様子は
『もっと☆めでぃ北摂ブログ』でもご紹介しています。ご覧ください。

このブログを購読する

管理栄養士プロフィール

  • 大都 宏子
  • 島田 天心
  • 小山 祐子
  • 磯好 幸枝
  • 竹本 敏美