食事療養のサポートを現場から発信

旦那様のために・・・

こんにちは。
めでぃ北摂の寺田です!現在全身筋肉痛です!

筋肉痛の原因は、先週末訪れた滋賀県大津市の「立木観音」。
「立木観音」は約730段程の急な階段を登らないと参拝できません。
小さい子供からお年寄りまで、ヒイヒイと息を切らしながら階段を上り、本堂をめざすのです。
といっても登山時間わずか約20分…これだけで筋肉痛とは我ながら情けない!
日々の運動不足を痛感しています…(><)

寒さに負けないためにも、定期的に体を動かさなくては…と感じている今日この頃です。


さて、今日は、先日新規訪問させていただいた吹田市のY様(78歳、男性)のお話しです。
Y様は糖尿病歴約20年、合併症が進行し左足を切断しています。
さらに心疾患もお持ちなので、血糖コントロールだけではなく、減塩にも心掛けなければなりません。

訪問時はY様はご不在だったため、奥様とご面談させていただきました。

奥様は、
病状が悪化するY様を見るのもつらい…
もしこれ以上Y様の症状が悪化したら、奥様ご自身にふりかかる負担も大きくなる…
二人のためにも、食事をきちんとしなくては…
という気持ちを強くお持ちのようです。

奥様に食事についてお話しをお伺いすると…

塩分を控えるために減塩の調味料も買ったし、
糖尿病用のレシピ本を買って、その通りに作ったり、
砂糖ではなく、人工甘味料を買ってコーヒーに入れていたり…

いろいろと努力をされておられるようです。

しかし、ある問題が!!

「病院からもお塩を控えるようにいわれているから、
蒸しただけでおいしいサツマイモやジャガイモをおやつに食べているんです。
お塩使わないし体にもいいんでしょ?あの人お芋さん好きだから…。
一日小さいの1本のつもりだけど、もっとほしいといわれたらおかわりをあげることもありますよ。」

糖尿病をお持ちの方にとって、さつま芋は血糖を上げやすい糖質を多く含む食材で
食べる量に気を付けていただきたい食品です。

奥様にその旨をお伝えし、
「毎日食べるのではなくて、週に3回くらいにしてみませんか?」
「1回に食べる量を小さいの1つとか、半分だけとか、今より食べる量を少し減らしてみましょうか!」
など、ご提案させていただくと
「でも塩分を控えているし、あの人お芋が好きなんです。
これだけはとりあげたらかわいそうだから…。減らすのもかわいそうだから…ちょっと、難しいです。」と奥様。

Y様の奥様は、血糖をコントロールし、これ以上合併症を併発させないために
お食事を気を付けなければならないことは十分にわかっておられます。
でも、奥様は旦那様についつい甘やかしてしまうという複雑な気持ちがみえかくれしておりました。

ですから
サツマイモは小さいのを1本だけにしましょうね。
そして、毎食ご飯の量だけははーと&はあとでお届けする量を目安にして食べ過ぎないでくださいね。
とだけお伝えしました。


長年にわたって続けてきた食生活を変えるのはとても難しく
ましてや、好きなものをやめてもらうことは、そう簡単なことではありません。

そのような方々をサポートをするために、私たち管理栄養士がいるのです!

とはいえ、今回は奥様に納得していただくことはできず、自分の力のなさを痛感しています。。。

ですからこれから始まるお付き合いの中で、少しずつでも変わっていただけるよう細目にフォ―したいと思っています。
まずは奥様の意識から!
地道に、いろんな提案をしていきたいと思っています!


はーと&はあと 管理栄養士 寺田 満里子

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