食事療養のサポートを現場から発信

一緒にカロリーチェック

こんにちは、めでぃ京都東川です。
9月も半ばになりましたが、まだまだ、昼間は暑いですね。
そのためか、この頃また、熱中症が増えているようです。気を付けてくださいね。

さて、先日訪問した利用者様のお話。以前より、ご主人様とご利用されています。
80歳女性、高血圧のK様。ご主人様と二人暮らし。要支援Ⅱ。身長145cm、現在54kgです。
脊椎を痛められており、膝、腰への負担を減らすために、担当医師から体重を減らすように指示が出ました。体重を1kg減らすだけで、膝にかかる負担が3kgほど減ると言われています。

担当のケアマネージャー様と、訪問看護の看護師様も同席してくださいました。
担当の先生からは、間食を一切やめなさいと言われたらしいのですが、
そんな悲しいこと考えられない、私にできるわけがないと。
理解力がある方なので、体重を減らさないといけない重要性は分かっておられます。

まず、どこに問題があるのか、ヒアリングし確認していくことになりました。
すると間食以外に注意してもらう点がポロポロでてきました。

朝は牛乳2杯にデニッシュパン、及び菓子パンなど。物足りなければご飯をプラス。
果物がお好きなのでついつい、朝昼夕と3回食べることもあり。
また、ラスクや洋菓子などのお菓子が好きで、食事の間にパクパクと。
お野菜は好きなので、よく食べるようにされています。
でも、たまにスーパーに行くと、コロッケに目が行き、買ってきたときは続けて食べてしまうと。

間食をまったくやめなくても、食べ方や食べる物の種類や量ををちょっと変えるだけでカロリー摂取が違うことを説明しました。
牛乳は1日1杯まで。普通牛乳を低脂肪牛乳に変えるだけで1杯あたり約50kcalダウン。
デニッシュパン(1個400kcalぐらいのものでした)を食パンに変えると240Kcalダウンなど。

目で見て実感してもらおうと、写真付きのカロリーブックで、よく食べておられる食品のカロリーを一緒にチェックしていきました。
すると「あ~、これも、あっこれも食べているわ!!カロリー高いのね~どうりでやね~」と。
「パンの種類変えてみようかな」と。

口で説明するだけでは、ピンとこないものも写真付きであると分かりやすいです。
カロリーブックは、本屋さんで売っています。
カロリー計算は面倒やし、分からないとおっしゃる方は多いですが、ご自分がよく食べておられる物のカロリーをチェックするだけでも違うと思います。
「これ、意外とカロリーあるんやな」といった発見があると思います。
最近では、ほとんどの商品のパッケージにカロリー表示がされていますね。
買う前にちょっとチェックするだけでも意識が違うと思います。
一度、商品の裏をチェックしてみてください。
カロリーの高いものをパクパク食べているかもしれませんよ!!


はーと&はあと 管理栄養士 東川千佳子

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