食事療養のサポートを現場から発信

セキュリティー高いわ

こんにちは、北摂栄養士の島田です。

以前にブログで読書メーターの話をして
それ以降も読破した本を書籍・文庫・漫画関係なくアップしています。
ただ、最近はめっきり読む量が少なく読書量を更新できず・・・
読みたい本ばかりが増えている現状です。時間は作らないとダメですね。

さて、今回はそんな時間の話です。
先日お伺いしたお一人暮らしのK様
糖尿の数値が高くなり、間食も多く、なかなか血糖を下げることができていない
状況。包括支援センターの担当の方から少しでも配食でなんとかしたいと
ご依頼をいただきました。

ご本人、結構人見知りが強く、いきなり1対1での面談は拒否があるだろうと
ご配慮いただき、当日はK様とお近くにお住まいの娘様と三人で
ご面談させていただきました。

やはり、血糖が高く、間食もちょこちょこされていて
ふらつくと低血糖かもと心配されまた間食するの繰り返しで
徐々にHbA1C(ヘモグロビンエーワンシー)も6.9まで上がってきていました。
担当の先生からも6.5以下にはしたいね。と、指摘されています。

まずは、1.血糖が高くなる間食を控えてもらい
2.御飯が好きで、まず最初にご飯を食べてしまう癖を野菜から食べてもらい
3.週2回のデイサービスでの食事も600kcalと多かったので
ご飯の量100gまで減らしてもらえるようお願いすることをお伝えしました。

しかし、相談以上にびっくりしたのが、お住まいのマンションのセキュリティー!
もちろん、オートロックなのですが本人部屋の前に行くまでに
何重ものハードルがあります。

①まず、手始めに部屋番号から呼びを押して本人にオートロックを解除してもらう
②オートロック扉を入ったらエレベーターまでダッシュして
 その方の部屋番号を入力
『入力しないとエレベーターが空きません。
 さらに、ロック解除からエレベーター前のボタンで部屋番号入力を
 五分以内にしないと、またロックがかかりエレベーターのボタンすら
 押すことができなくなります)
③そして、無事エレベーターに乗れたら、今度は本人の部屋の階数が
 点滅しているかを確認して階数のボタンを押す。
 仮の本人が5階にお住まいでしたら、5の番号が点滅しています
 していなければ、5階まで上がれないので①に戻ってやり直しです。
以前にも、同じマンションにお住まいの方にお届けしたこともあるのですが
非常にセキュリティーが高く配送さん泣かせのお届け先。

業者用の搬入口を使わせてもらえないか娘様から管理人さんに
お願いしていただいたのですが、契約した業者のみしか
使用できず、今も上記の方法でお届けしています。

でも、何度かお持ちして御様子をご家族にお聞きしたところ
「受け渡しが大変ですいません。でも、やっぱり食事のおかげで
 血糖が下がっていて、本人は喜んでいます」と
うれしい言葉をいただきました。

時間制限のある配達ですが、血糖安定のお手伝いができるよう
配送さんにも、さらなる協力をお願いしたいと思います。


はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

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