食事療養のサポートを現場から発信

2週間の壁

こんにちは☆北摂管理栄養士の大都です(^^)ノ

日差しがきつくなってきました。
が、梅雨までのさわやかな季節。原付での移動には貴重な快適シーズンです。

さて、3月末に訪問したMさま。
50代の女性。糖尿病腎症から自宅での腹膜透析をされています。

糖尿病の放置、治療を放置したわけではないのでしょうが、
コントロール不良のため合併症を発症し、その結果透析となってしまいました。

まだ50代。透析開始時はまだ活動的だったMさまは血液透析を選択せず、
自宅で行う腹膜透析を選択し、1日2回の腹膜透析をされています。

しかし、血糖コントロールができず、入退院を繰り返していたようです。
今回の退院を機会に担当ケアマネージャーさんから紹介され利用となりました。

初回お会いした際は、退院後間際だったこともあってか
顔色も表情も冴えず、足取りもかなり不安定。
脳梗塞の既往歴もあり、やや言語にも後遺症がありました。

配食開始から数日後、血圧が安定してきたと報告の℡がありました。
1週間後、近くを通ると3人の友人に囲まれて歩くリハビリをされていました。

Mさまはいつも退院後2週間で再入院を繰り返していたようです。
退院時の体調が一番良くて、だんだん血圧が不安定になり、リハビリを進めることができなくなり
2週間後には入院・・2週間が越えられなかったらしいのです。

しかし、しかし、今回は違いました。
退院後、血圧が落ち着きリハビリが順調に進み、
リハビリが進むと動きも良くなる、動きが良いと気分もアップ・・いいこと循環です。

この結果に、担当のリハビリの先生もケアマネージャーさんも大喜び☆
2週間が越せなかったのが今回は違う!
Mさまご本人も血圧が安定していることを実感し、顔色も表情も気分も上昇

みんなで喜んでいたのですが
残念ながら脳梗塞が発見され、再入院。
腹膜透析も炎症を起こし、血液透析に変更することになり
シャントの手術、糖尿性網膜症の治療も控えており
今回の入院は長くなりそうです。
退院後の再会をお待ちしています。


配食をスタートして
「味が薄くて食べにくい。」という声が届くことがあります。
しかし、2週間、3週間継続すると
「慣れてきました。」という声に変わります。

そんな「2週間の壁」
ちょっと(続けられるのか)不安やわ~と思っていませんか?
大丈夫です。私たちが応援しております!
ちょっと踏ん張って2週間を超えましょう!
その先には合併症予防に繋がる明るい未来が待っているハズです。

管理栄養士 大都宏子

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