食事療養のサポートを現場から発信

ついついかわいそうで・・・

こんにちは、京都管理栄養士の松政です。
先日ある利用者様の食事内容を確認するためにお昼時に自宅訪問しました。

70歳代、女性、糖尿病のY様。ご主人様とお二人暮らし。
食事支度は主にご主人様。
ご主人様は、昔、料理屋さんをされていました。
ただカロリー計算をして作ることはできないと、はーとでは夕食をご利用中です。
でもなかなか血糖値が下がってきません。
入院中は下がったのに退院後に上がるということは、オーバーして食べているということです。
お電話では、「できるだけ食べさせないようにしてるんだけどね・・・ついついかわいそうでね。」とご主人様。
そう、M様はお菓子が大好き。食べることも大好きで病識が薄いです。
ご主人様も「ついついかわいそうで」が口癖。
このままではいけないと思い、自宅に訪問してきました。
その日の昼食メニューは松茸ご飯に小うどんとカボチャの煮付け。
炭水化物のオンパレード。
目の前の食事を見ながら、Y様とご主人様にバランスの取り方を説明。
その他冷蔵庫も覗きながら、果物や間食についても注意。
夕食後にあられなどのお菓子を食べてしまわれます。
いきなりは無理でも半分ずつでも減らしていきましょうとお話しました。
ご主人様もできるだけとは思い頑張ってはおられます。
でも、食べさせないことがかわいそうなことだと思っておられます。
その意識を何とかしないといけません。
再度、合併症の怖さなどを説明。
これから何度も何度もの繰り返しになると思います。
でも引き続き注意し、少しでも血糖値を下げれるようにサポートしていきます。

はーと&はあと管理栄養士 松政千佳子

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