食事療養のサポートを現場から発信

いつもと違う!

こんにちは、京都管理栄養士松政です。
涼しくなり、風邪が流行っています。
私も風邪を引いてしまいました・・・。
皆さん、うがい・手洗いはしっかりと!

さて、先日、配送員より連絡がありました。
80歳代、男性、独居、糖尿病性腎症、心不全あり。
食事療養のためはーとの栄養コントロール食をご利用ですが、安否確認も必要なY様のことです。

「Y様、昨日の夕食が全く手つかずでした。苦手な献立だったので食欲がわかず、食べれなかったようです。」と。

確かに少し前より、炒め物や揚げ物などの脂っこい物が食べにくくなってきているとご意見をいただいていました。
そのため、週に2回だけは揚げ物などが比較的少ない食種に変更しています。
娘様が泊りでお世話に来られている時は、少し残されることもあったようなのですが、お一人の時はほぼ残されるということはありませんでした。
そのため、こんなことは初めてだということで配送員が連絡をしてくれました。

でも、その日の食事内容が揚げ物ではありませんでした。
「あれ~!?」と思い、念のため、娘様にご連絡。

手つかずで残されていたことと、その日の献立内容を説明。
すると娘様は
「その献立は父があまり好きな献立でないですね」と。
「でも、副菜も全く手つかずだったんですが・・・パンなどは食べられたそうですが・・・」と私。
「そうですよね。一度私からも父に聞いてみます」と娘様がお父様に確認してくださいました。

すると、どうもその日の夕方にお風呂に入られ、その後、気分が悪くなられていたようで、それが原因で食欲がなく、食べることができなかったとのこと。
介助されたヘルパーさんにもしんどい事はおっしゃっていなかったようです。
我慢強いY様。また、とても周りに気を使って下さる方なので、しんどいと言うと迷惑がかかると思われたようです。

このことはケアマネージャーにも報告。
その日は、シャワー浴からお湯をためての入浴に変わった日だったそうです。
体に負担がかかったのでしょう。
次回から入浴方法も変更の予定です。

体調がよくない時は、よくない。今は大丈夫でも、体調が悪かった時は、悪かったと
教えていただくようお願いしました。
とはいっても、なかなか言えないとおっしゃる方もあります。
そんな時は、日々の様子と違う点を察知できるように配送員共々努めていきます!
今回は、配送員が「いつもと違う!」を気づいてくれました。

はーと&はあと 管理栄養士 松政千佳子

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