食事療養のサポートを現場から発信

完食を目指して

こんにちは、北摂管理栄養士の島田です。 気がつけば、もう7月。今年も折り返しですねぇ 先日読んだ生物学者の書かれた本によると、生物は充実した時間は長く感じ 活動量の少ない時間は短く感じるそうです。 もう、半年過ぎたと思わず、やっと半年か!と思える人は充実した生活を送っているってことですね。もうって書いてしまった自分が恥ずかしい。 さて、今日はちょっと前にブログに書きました肝硬変のT様の一ヶ月後のご様子についてです。 肝硬変を進行させないため、血中アンモニアを下げるため療養されているT様。塩分、脂質、たんぱく質と様々な制限が必要です。 また、カロリー不足にならないよう夕食後に補食をとってもらっています。 訪問し開始から一ヶ月の食事療養への取り組み、意識の変化を確認 「配食をとることで、やっぱり自分は味が濃かったとわかった。先日久しぶりに友人と三宮でそこそこいいお値段のランチを食べに行ったけど、その食事が辛くて全部食べられなかった。高いものってあんなに味が濃いのね。びっくり」とご自身の味覚の変化を教えていただきました(味への感覚が薄味にシフトしていっているようです。)ご自宅で塩分の多い食品は控えられているようす。 また「夜にお腹がすくので少しパンか何かを食べて寝るようにしている。そのおかげか寝つきがよくなってよく眠れていて、いままで飲んでいた眠剤を飲まなくてもよくなった」とおっしゃられていました。(夕食後の補食もできているようです) ただ、問題は完食率「配食1食を1回で食べ切れず、食べても6~7割程度。おかずは8割ぐらい食べられるときもあるようですが、ご飯については5割がいいところ」とのこと。(食事量が少ないから夜にお腹がすくのでしょうか、カロリー不足が心配です。しかし体重の変化はなし) 今回の訪問では完食率UPを目指して、8割は食べられるように取組みましょうと目標を決めました。 ちなみにクリニックで最近検査をされた結果では、アンモニアの数値は下がっていましたが、まだまだ合格ラインよりは高い数値です。これからの療養が大事になってきますね。 はーと&はあと 管理栄養士 島田天心
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