食事療養のサポートを現場から発信

経口補水液を作ろう☆

こんにちは☆

サロン生活相談員の柴田です。

世の中はお盆休みですね。私も少しお休みをいただいて、ゆっくりと過ごさせていただきました!

 

さて、各地で猛暑が続いています。

熱中症に関する話題もテレビでは絶えません。

犬などのペットも熱中症で倒れるほどだそうです。

サロンのご利用者様にも熱中症にならないように、6月から熱中症予防についてお話しさせていただきました。

先週一週間は栄養講座の一環として

市販のスポーツドリンクや経口補水液を試飲しながらその違いを比べてみたり、

「手作り経口補水液」を塩、砂糖、レモン水から作成して、市販のものと比較して

普段の水分補給について見直す機会にしていただきました。

 

ご利用者様にどんなもので水分補給をしているのか伺うと、

水、お茶、リンゴジュース、ポカリスエット、塩水など、様々でした。

中には、糖尿病ですが100%果汁ジュースは体に良いと思って

ジュースを水分補給として日常的に飲んでいる方もいらっしゃいました。

糖尿病ではなくても、ジュースやスポーツドリンクの飲みすぎは食欲低下や夏バテにつながります。注意が必要です。

 

今回スポーツドリンクの中でも、糖濃度が高い商品と低い商品、そして経口補水液の3種類を用意し、その味と用途の違いをお伝えさせていただきました。

試飲すると、ご利用者様は、糖濃度の高い商品を「甘くておいしい」「飲みやすい」との声が、糖濃度の低い商品は「物足りない」「飲みにくい」、経口補水液は「しょっぱい」「おいしくない」との声が上がりました。

通常のスポーツドリンクは、水に比べて効率よく水分補給ができる組成になっていますが

「甘くておいしい」と感じるスポーツドリンクには、運動時に失われた糖分補給も目的としている場合が多いため、糖分が多くなっている場合が多いです。

激しい運動をしない高齢者にとって、糖分補給を目的とした甘いスポーツドリンクを飲みすぎないよう注意が必要です。

どちらかというと糖濃度が低く「カロリーオフ」と書かれたものの方がよいでしょう。

 

経口補水液は、通常のスポーツドリンクより塩分濃度が高く、脱水時に効率良く水分補給ができる組成で作られています。

下痢、嘔吐、発熱、汗が大量に出たとき、食事が摂れていない時など脱水状態の時に適しています。

経口補水液は、ほかのスポーツドリンクと比較してお値段が割高です。

ですから、手作り経口補水液のレシピを知っておけば、気軽に効率のよい水分補給ができるでしょう☆

今回は、水1Lに塩小さじ1/2、砂糖大さじ4強、レモン水大さじ2 を混ぜて作るタイプと

トマトジュース300g、水700cc、塩小さじ1/2、砂糖大さじ4強、を混ぜて作るタイプの両方を作ってみました!

混ぜて溶かすだけなので、とっても簡単です!

 下痢、嘔吐、発熱や大量の発汗時など、脱水状態の回復、予防に、是非お試しください☆

ただし、特に脱水状態ではない場合は、水やお茶で十分ですので、

経口補水液の飲みすぎにはご注意くださいね!(特に、水分制限、塩分制限がある場合)

デイサービスはーと&はあと

生活相談員 柴田満里子

 

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