食事療養のサポートを現場から発信

昼と夕食のバランスを考えて

こんにちは。北摂管理栄養士の島田です。

熱帯夜が続く酷暑ですね。僕の自宅では冷房を22度設定にしても

日中の熱を吸収した部屋の室内温度は30度までしか下がりません。省エネに貢献したくても室内温度が下がらないとお手上げです。

(冷房つけっぱなしで寝ても28度って、どういうことやねん!夏が嫌いになりそうです)

 

さて、今日は先日クリニックに栄養指導にこられた高齢ご夫婦のお話です。

S様ご夫婦。ご主人80歳、奥様77歳。娘様も一緒に指導を受けにこられました。指導が必要なのは奥様の方です。

奥様、数年前に圧迫骨折をされてから家事炊事が手につかず、いまではすべてご主人がされています。最近は、少しずつですが以前のように自分の周りのことができるようになり始めたところです。

その期間、家にずっといた生活をされていた時の不規則な生活の影響もあり先月検査で糖尿病と診断され薬を処方されていました。少し自立への意欲も見られてきたことから指導を受けて食事の見直しをということでご主人・娘様同席での指導となりました。

 日頃の食事をお聞きすると、朝・昼が軽めで夕食は比較的しっかり食べているという典型的な夕食偏重の食生活をされていました。

肝機能の数値もASTとASTの差が激しく、血液検査の結果からも夕食偏重が見て取れました。1日あたりの総摂取量は多くはありませんが昼夕のバランスを夕食を控えて昼にしっかり食べるようにお話し、どうしたら昼にバランスのよい食事がとれるかというところで、健康食をご提案。

 娘様も毎日の食事援助は大変と思っていたようで、週に数回ご夫婦でバランスのよい食事を心がけていただくきっかけに昼食の利用をご提案

 血糖・HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)ともに軽度の異常値のため、今食事バランスを気を付けてもらえればしっかり安定させることができることを指導。(一緒に食べる順番、食後の体操などもセットで指導しました)

 娘様も福祉のお仕事をされていて色々ネットなどで配食サービスを探されていたようですが、栄養バランスがとれていて、週に数回頼めて、1食ずつ届けてもらえるような希望に合った配食がなくお困りだったようで

「まさに、私が探していたお父さんたちにぴったりのサービスです。すぐお願いします」と指導日の後すぐご利用いただくことに。

配食スタート後も、昼夕のバランスを考えながらご夫婦ともしっかり召し上がられています。

二か月後にはまた血液検査と栄養指導にこられます。それまでしっかりと在宅での療養に取り組んでいただきたいと思います。

 

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

※暑さで頭がボーとしている方に、頭の体操を※

 先日、あるお店で見かけたなぞなぞです。

『なんかい戦っても4回目には負けてしまう、いきものってなあに?』

小学校3.4年生のレベルらしいですよ。皆さん答えわかりますか。

 

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