こんにちは。北摂管理栄養士の島田です。
少し涼しくなってきましたね。やっと電気代の負担も少し緩和されそうです。
さて、先日箕面市中央地域包括支援センター主催で開催された
「認知症の理解について」に参加してきました。
地域包括支援センターで取り組まれている『地域で安心して住み続けるための地域包括ケア』の一環として圏域内の事業所のネットワーク会議を開催し、認知症ケアについて話し合いを!ということで、長年箕面市で配食サービスを行っている、はーと&はあとにもお声掛けいただきました。
セミナーでは最初に認知症サポーター養成講座を聞き
次に6グループに分かれて認知症患者の事例や各事業所での取り組み、課題などがディスカッションされました。
僕のグループはヘルパー事業所責任者、特養の生活相談員、福祉用具レンタル担当員など様々な職種の方がおられるグループでとても有意義な情報交換ができました。
今回の参加で改めてわかったことは、認知症患者が非常に増えていることです。認知症になる割合は(一昔前は10人に1人といわれていたようですが)
●65歳以上で6.7人に1人 ●85歳以上の2.5人に1人といわれているようです。
アルツハイマー型、脳血管性、レビー小体型、前頭側頭型と認知症を発症する原因は様々ですが、これからはいままで以上に接し方が大切になってくることを勉強しました。
ディスカッションでは、認知症をお持ちの方のご家族も高齢で介護者側にも認知がでてくるケースがあること。ご家族がご自身の両親の認知症の進行を認めたがらず、サービス提供者とご家族との間で連携・コミュニケーションがうまくいかないケースがあること。事前説明では了解を得られていたのに訪問サービス利用の初日で拒否をされてしまうこと。また、認知症が疑われるときにどこに受診すればいいのか、わからないという相談が多いこと。などが課題と今後の取り組みとして上がられていました。
配食サービスをご利用の方の平均年齢は間違いなく65歳以上です。認知症の方が6.7人に1人もいる割合ではありませんが、間違いなく増えていく認知症の利用者への接し方について、今一度考えさせられるセミナー参加でした。
はーと&はあと 管理栄養士 島田天心