食事療養のサポートを現場から発信

胃瘻中のご利用者様

こんにちは!

サロン管理栄養士の柴田です。

台風が上陸した先週の連休とは異なり、今週はさわやかな秋晴れの3連休でしたね。

収穫の秋、ということで、北海道の祖母からブドウやマスカットがたくさん送られてきました!

食べきれないので、ブドウのジャムを作ってみました!

タネが多くて処理が大変でしたが、甘酸っぱくて美味しかったです☆

 

さてサロンでは、先週から胃瘻をされているご利用者様の通所が始まりました。

要介護Ⅴの女性、サロンは週3回ご利用いただいています。

脳梗塞歴があり、発作があった半年ほど前からずっと病院で入院していましたが、2週間ほど前に退院されたばかりでした。

キーパーソンはご主人。とても明るく元気に介護されていますが、ご主人は80歳を超えており、老々介護です。

胃瘻はこの入院中に作ったばかりで、ご主人が胃瘻の管理をしていかなければなりません。

ご本人様は、脳梗塞後遺症による嚥下障害はあるものの、水分はとろみなしで飲むことができる力を持っています。しかし、入院中、お食事は2,3口で嘔吐をすることも多く、十分な栄養摂取ができない、また誤嚥性肺炎の危険性があると判断され、胃瘻が増設されたとのことでした。

ご主人は、胃瘻ではなく、口から食べることを希望されており

「今は一時的に胃瘻で栄養を摂っているだけ。年内には胃瘻をなくす!」と張り切っています。

しかし、焦って口からの栄養摂取を過剰にし、再入院をしてしまっては元も子もありません。

入院先の言語聴覚士、ケアマネジャーや訪問看護師など関わる人皆で

「ご主人が焦って経口摂取を進めないように見守りましょう!」と意志統一し、

サロンでは、昼食は胃瘻からの栄養補給を、経口摂取はおやつの時のみとしていただくことになりました。

ご主人は奥様に、ヨーグルトや果物を中心に食べされているとのこと。

しかし、好き嫌いも多く、調子が良い時でも2,3口程度しか食べられないようです。

サロンでは、ゼリーやプリンなど、いろいろな物を試しながら、この方の好みを探って行きたいと思います。

また、経口摂取を美味しく、安全にすすめていくためには、口腔ケアも大切です。

口腔ケアに対してはご本人様の拒否がありますが、

看護師、歯科衛生士を中心に少しずつケアを進めていきたいと思います☆

【再☆お知らせ】

9/25(水)18:30~19:30に口腔ケアの勉強会を実施いたします。

テーマは『明日から使える!口腔ケアについて』。

講師は、サロンの栩木瑞菜が歯科衛生士が担当いたします☆

ケアマネージャーやヘルパー、訪問看護の皆様、

またご家族様のために口腔ケアを覚えたい!という介護者の皆様、

どなた様でも明日から実践で使える内容になっておりますので

お気軽にご参加ください!

お待ちしております!

 

サロン 管理栄養士 柴田満里子

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