食事療養のサポートを現場から発信

HbA1cの上昇をとめるために

こんにちは。北摂管理栄養士の島田です。

今年の冬は冷えが厳しいですね。自宅の暖房の効きも今一つ。暖かくしたいところですが暖房器の使い過ぎは室内が乾燥し、乾燥するといろいろなウイルスや菌に感染しやすいくもなり心配事が増えて大変です。うつるのも嫌ですがうつされせてしまわないよう当分予防と体調管理に神経をとがらせる日々が続きそうです。

さて、今日は糖尿病の指導をクリニックでお受けしているT様(80代、男性)

T様ご本人は認知も少しあり、指導にはいつも介護者の奥様が来院されています。食事管理は奥様任せですが、亭主関白なところがあるT様。指導で僕からお伝えした内容を奥様がお話しされても、なかなか聞いてくれないようです。

週4回デイサービスなどにいかれ、軽い体操などはされているようですが、そちらで出されるお菓子などもしっかり食べて帰ってきています。(最近では奥様からお願いして他の方より小さいお菓子に変えてもらっています)

夕食時には必ずビールを1杯飲むのが習慣で、休肝日を設けるようお願いしても糖質OFFのビールに変えることで一歩前進した後は、たまに息子様が買ってくるノンアルコールビールを飲むことがあるものの、晩酌習慣は改善されてないまま。それでも夏場まではHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)が6台前半で推移されていたので二か月1回の指導の間隔を3か月1回に変更。

ところが、夏場には6台で安定されていたHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)の値が三か月ぶりの指導では8台をオーバーしていました。

(げげげ!)

奥様からは特に食事内容に変わりはないとのことですが、8台オーバーはやばいです。体重も1kgぐらい増えているようですが、家ではあまり動かれないようで食事後はソファーで横になりながらTVを見ている時間が多いとのこと

(食後血糖もこれでは下がりません)

まずは上がってしまった8台から7台になんとか落とすことを目標に、お昼デイサービスに行かれない日をカロリー調整食を利用してもらい、同じ量を夕食にも食べてもらうことを取り組んでもらいました。また食後は横にならず、室内でも歩行や体操をして体を動かしてもらうことに。ビールも血糖を乱す原因なのでやめましょう(難しいかもしれないけど)

 指導も3カ月1回から毎月きてもらうことをお願いして前回の指導では数値は横ばい、まだ下がらず。また来月の指導まで引き続き食事療養で数値を落とせるよう取り組み中です。

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

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