食事療養のサポートを現場から発信

透析導入を延しましょう

こんにちは。北摂管理栄養士の島田です。

最大寒波が過ぎ去った後ですが、また数日後に寒波がくるようですね。。。

ソチに分けてあげたいぐらいですが春を迎える試練と思って今は忍耐です。

さて、先月ご訪問させていただいたM様(50代、男性)

糖尿病腎症から透析手前の状態となり透析のためのシャントの手術もされた後で、担当のケアマネジャーさんから栄養相談のご連絡をいただきました。

「まだ若いので、透析はさすがに回避できないと思うが少しでも導入を延すために療養してほしい。」と。

(実は今回ご相談いただいたケアマネジャーさんとは1年ぶりの再会です。以前に別の事業所におられるときに糖尿病の方のサポートをさせていただいたのですが、そちらを退職されてからは在籍先不明で連絡とれず。また、療養が必要な方がいるとのことで、久しぶりに相談をいただきました。覚えてくれていてくれて感謝です。)

そんな経緯もあり、いつも以上に気合を入れて訪問に行ってきました。

M様、ちょっと資金的な制限もあり、利用は週1回が限界というご依頼でしたので他は腎臓食用の蛋白質が少ないでんぷん米を購入され、ヘルパーさんに食事を作ってもらうことに。透析前の状態ですし、病院に指示を確認したところ『カロリー1800kcal、蛋白質40g、塩分6g未満』と厳しい制限です。ホントは昼夕配食利用しても難しい療養を週1回でというのも難解です。

ヘルパーさんには献立表と1食あたりの主菜の目安量をお渡しし、M様にお届けする腎臓食と同じものをサンプルで召し上がってもらって味付けや全体の分量のイメージを少しでも知ってもらうことに。

M様には朝食のモデル献立をお話しし、カロリー補給に高カロリーのゼリーをお勧めしました。これで透析導入を延せることができるのかわかりませんが、できる提案は出し切って療養スタートに。

ゆくゆくは仕事にも復帰したいと考えているM様。目的のため少しでもよい食事療養の支援ができればと思います。

 

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

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