食事療養のサポートを現場から発信

『在宅ならでは』~地域のネットワーク~

こんにちは。北摂管理栄養士の山村です。

寒さがぶり返したり、暖かい日は花粉が強烈に飛んでいますね。寒がりで花粉症で方向音痴の私(苦笑)外勤は困難な事が多いですが、「在宅での食事や栄養について語りにいく!」という私の一番の仕事があるので、困難さは吹き飛びます(笑)

 

先日、地域の配食(普通食)を行ってられる方からお電話があり、腎臓が悪い方で制限が必要との事ですが、私ところの配食では制限食なんてお届けできないし、山村さんを紹介しておいたしね~と。なんでも、食事療養して数値悪化しないようにしないと、透析になるといわれたらしいよ・・・

その女性は地域包括のケアマネージャーさんが主催してくださった、勉強会で私が「在宅高齢者の食事・栄養と私達管理栄養士の関わり」について事例を交え、暑苦しく語っていたので覚えてくださってました。

 

早速、ご自宅へ訪問しお話しました。70歳、女性、慢性腎不全、ご主人と二人暮らし。

検査数値を見せて頂くと本当に、踏ん張りどころでした。

初めは半信半疑だったようですが、今後どういう経過をたどるのかを、不安になりすぎないように、でもしっかり食事療養していかないといけない事を伝えました。

病状やご自身の取り組み姿勢によっては、すごく脅す事もありますが、この女性に対しては、穏やかにお話しました。

ご主人もほっとされたようで、2日に1回程度腎臓食をとおっしゃったのですが、数値から判断し、平日の夕食は毎日腎臓食をお届けする事にしました。お話の後半は信頼関係ができていたと思うので、私に任せて頂くことができました。それと、重要なのが、週末、土日の食事と毎日の朝食・昼食です。お届けしない日の食事のアドバイスが透析回避にとても重要です。継続してアドバイスする事を約束してきました。

それから、3週間後血液検査結果を見せていただいたところ、数値が改善していました。

嬉しい限りです☆この調子で安定できるようがんばりましょうね!

この女性に出会えてよかった・・・

地域のネットワークで管理栄養士の役割をもっともっと伝えていきたいです。

 

 

はーと&はあと管理栄養士 山村 豊美

 

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