食事療養のサポートを現場から発信

食べるのが怖い

こんにちは。北摂の仲野です。

先月、6年ぶりに復職したばかりの私。久しぶりのバイクは怖いし寒いしで「この辛さ、懐かしい・・・」などと感傷に浸っている今日この頃です。

2月末からご利用になったお客様。もともと肝硬変を患っており年末に高アンモニア血症、腹水になり入院されていた方です。はーとの配食は昼食をご利用頂けることになりました。

食事開始から1週間、様子を伺いに訪問すると「はーとさんの食事はほとんど残している。怖くて食べられない」・・・なぜ??よくよく伺うと「食べ過ぎるとまた腹水になる。あの怖さはもう味わいたくない」との事。栄養計算しているから安心して食べて欲しいし、摂取量が減ると逆に肝臓に負担がかかってしまうことをお伝えしました。

朝食、夕食はヘルパーさんが作ったお料理を召し上がっておられますがそれでも少量です。体調自体は病院からご自宅に戻って気分も良くなったのか、元気になられて口数も多くなったそうです・・・良かった。とりあえず一安心です。

結局、その日は納得されたようでしたが、後日担当ケアマネージャーさんに確認すると「まだ怖くて全量は食べていないみたい。残してるわ・・・」と心配そうに話しておられました。

一度病気になった者にしか分からない怖さや辛さがあると思います。でも、食べて欲しい・・・私の説明が至らなかったことも反省しました。

ケアマネージャーさんと相談の上、今月末に血液検査をされるそうなので、結果が出たら再度訪問する予定です。今後も摂取量、内容の確認を行いながらフォローが出来ればと思います。

はーと&はあとライフサポート 管理栄養士 仲野 ひとみ

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