食事療養のサポートを現場から発信

一か月後の訪問指導

こんにちは。京都管理栄養士の島田です。

暑くなってきましたね。汗っかきの自分としては

脱水にならないよう注意して在宅訪問していきたいと思います。

さて、今回はクリニックの先生からの紹介で食事療養をスタートされた

K様の一か月後の訪問でのお話です。

90歳を超えるご高齢もあり腎機能が徐々に弱れてきて通院されている

大病院の専門医からは「あと2年以内に透析しないといけない」といわれて

しまい、かかりつけ医のクリニックの先生に相談したところ

「透析を2年以上先に延ばせるように、食事療養をした方がいい」との

アドバイスと、はーと&はあとをご紹介いただきました。

一ヶ月前の初回訪問では粗食ぎみで、1食の概ね5~6割ぐらいをとられている

程度のお食事をされていました。

(栄養アセスメント、身長160cm、55kg。eGFR15.BUN43.Cr3.17.K5.3)

奥様もご主人の食事療養に取り組まれて、通販で低たんぱく米のおうどんや

ご飯を購入されていたのですが、それも沢山は食べてはだめだと思って

おられ、1人前の半分ぐらいに控えられていました。

(腎臓病は塩分や蛋白質、さらに果物、生野菜と色々と食べてはだめな

ものを指導されると食事量全体をすくなくしてしまって慢性的にカロリー不足に

なってしまいます)

K様も同様の傾向が見られました。

食事療養への最初と取り組みとして

 1.朝のパンと昼のうどんは1人前しっかり食べる。

2.間食はゼリーや缶詰にする。

3.ヨールグトは二日に1回にする。バナナ週1回までにする。

などをお伝えし夕食は配食を利用して療養していただくことに。

先日一か月後の訪問にお伺いしたところ

「食事をしっかりとりだして、塩分も抑えてもらっているから血圧が安定してきて

すごく体調がよくなった」と元気にお話いただきました。

(5月の結果はBUN26.Cr2.96)

このままの推移で透析のならずに天寿をまっとうするのがK様の新しい目標です。

 

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

 

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