食事療養のサポートを現場から発信

退院後の様子

こんにちは。北摂管理栄養士の仲野です。

今回は配食をご利用頂いてから1か月経過したO様のお話。

O様は独居。脂質制限の必要があるということで入院中に配食希望のお話を頂きました。

配食をご利用頂いて数日たった頃、摂取状況を確認すると1口、2口程度しか食べられていないと判明。なので配食開始当初から随時、状況を確認し、声かけなどアプローチを重ねてきました。

配食開始1か月経過しても現状変わらず。そこで、担当ケアマネージャー、かかりつけ病院の管理栄養士さんとご自宅訪問させてもらいました。

まず体重を確認させてもらいました。すると1kg減っていました!退院からわずか1カ月でこれはまずい!となり、ご本人様に食事摂取状況を確認。

ご本人様は「配食は食欲がわかない」とおっしゃっていました。

それなら・・・

配食を止めて好きな物を好きなだけ食べもらうか?と皆で話し合っていると

ご本人様が「1人では食欲がわかない。ヘルパーさんにわざわざ作ってもらうほどでもない」とおっしゃいました。

でも「絶対に入院は嫌!」と強い意志をもっておられました。

これはチャンス!とばかりに皆が「これでは入院に向かっています!」

食べる事の重要性を促しとりあえず納得していただきました。

後日、かかりつけ病院の管理栄養士さんとお話しすると

「病院で8~9割食べられていたのよ。それが在宅では無理になるんですね。病院は周りの目もあるしね・・・在宅での管理って難しいね」とおっしゃっていました。

限界もあると思いますが、出来るお手伝いを精一杯していきたいと思いました。

はーと&はあと 管理栄養士 仲野

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