食事療養のサポートを現場から発信

あなたに会いたい

こんにちは、京都管理栄養士の松政です。

 

先日、藤本さんの代理で久々に長岡京市に行きました。

以前担当していた時は、慣れっこになっていたのですが、今回は遠かったです。

バイクで一時間ですからね。「藤本さん、いつもお疲れ様!」

 

さて、今回は、勉強熱心な利用者様のお話。

80歳代、男性、高血圧、慢性腎不全、要支援のM様。

同じマンションの利用者様からのご紹介でご利用開始になりました。

当初は、食事療養の意識は、あまりありませんでした。

なんとなく、血圧を上げないように味を薄目にしてほしいとのことでした。

でも、話を詳しく聞いていくと「あれ!?腎臓が悪いのかな!?」と私。

M様に確認すると「そうそう、前から腎臓の機能が低下していると言われたことはあるけど、別に食事のことは何も言われてないで!」と。

その段階で食事療養の重要性を説明しました。

そして、食事がスタートすると少しずつ「腎臓には何がダメなのか?」と考えられるようになり、その都度ご質問がくるようになりました。

先日は、「友達から腎臓の本をもらって読んだら、色々書いてあったから教えて欲しい」と電話がありました。「勉強熱心だなぁ~」と感心しました。

そして、M様の担当者会議があり自宅に再度訪問した際、その本が腎臓病用の食品交換表であるこが判明。

腎臓病用の食品交換表とは、簡単に言えば、医師から指示される1日にとるたんぱく質量を計算するためのもので、単位を使って計算するための本です(「1単位」は、たんぱく質3gで計算します)。

ちょっと聞いただけで難しそうでしょ。そう、あまり使いこなしている人はいないのです。そのため、私達もあまり利用者様に対しては使わないのですが、M様に少し説明をすると「なるほど~」と熱心に聞かれ、理解され始めました。「すごいな~」と思ったのですが、M様は実はとても高学歴。M様にとっては、大したことはないのだと納得した私でした。

M様のように、初めは、そんなつもりはなくても、食事療養の必要性が分かると熱心に勉強して頑張っておられる方がいます。

でも、それは、私達、管理栄養士に出会って頂いたからなのだと思っています。だから、皆様に出会った時に力説できるように、腕を日々磨きたいと思います。食事療養が必要な「あなた」に出会いたいです。

はーと&はあと 管理栄養士 松政千佳子

  

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