食事療養のサポートを現場から発信

刻みは食べたくない

こんにちは。京都管理栄養士の島田です。

今年の梅雨はあまり雨がふらないなぁと思っていたら

先週末から今週にかけては雨模様の1週間になりそうですね

やはり祇園祭が近づくと天気が悪くなるのでしょうかねぇ。

さて、今日は雨とは反対の夏日に訪問したO様の御話です。

もう4年以上栄養コントロール食をご利用いただいておりますO様

女性、90代、ご家族と二世帯住居でお住まいです。)

ご主人がご存命の頃はご夫婦で配食サービスをご利用いただいておりました。ご主人は健康食の刻み食、O様は塩分調整食です。

御一人になられても自炊で朝と昼はご用意をされていました。

しかし、ご高齢もあり歯は総入れ歯です。しかも、入れ歯を使わず歯茎で

咀嚼して食事をされていました。ご主人が刻み食を食べておられてのを長年

介護されてきたこともあり

「私は絶対あんな食事は食べたくない」と食べづらいものもある常食を

とられながら、食べられるものだけ食べ、硬いものは(日によっては

半分程度)捨ててしまうことがあっても栄養コントロール食を

召し上がっておられようです。

ご家族から「蓮根や鶏肉は硬くて食べないためその時は食事をキャンセルしたい」とのご相談を受け、新しい商品である低栄養・摂食支援食TaBeLu+を

O様にお勧めしたくて、試食を持参してご相談にお伺いしました。

入れ歯が合わず歯茎で咀嚼されていますが、嚥下に問題はないようです。

朝・昼も自炊されヒアリングでは特別粗食すぎることはなく。血圧、体重

ともにここ最近は安定されていました。

TaBeLu+の説明と食事を見ていただき、本来は義歯をされて咀嚼して

召し上がっていただくのがいいことをお話し、歯茎だけでは食べづらいものも

あると思いますとお話しし、それでもいままでの食事よりはしっかりと完食できる

形態であることをお伝えしました。

捨てるものが減るなら嬉しいと早速翌日からTaBeLu+に切り替えて

お届けしてご様子を見ていただくことになりました。

お届けして2週間。ご家族から「今のは食べやすくて、完食出来ていて

本人とても気に入っています」とお声をいただきました。

食事だけでは物足りなく、好きなお肉を調理して追加で召し上がっているようです。(低栄養の心配も当面はなさそうですね!)

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

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