こんにちは。北摂管理栄養士の仲野です。
私達、管理栄養士は月に数回、クリニックに栄養指導に行かせて頂いています。今回はそんな栄養指導中でのお話をご紹介致します。
65歳女性。体重が20kgオーバーされており、中性脂肪は250。減量を目的として指導に来られています。
食事の聞き取りを行ったところ、ご飯が少なく、おかず、間食の摂取過剰が見られる食習慣でした。
※間食も和菓子ならOKと思われていました。
ご本人様は指導当初「ご飯は太るので控えています。」と仰っており、ご飯=太る→食べない方がよい。と自己判断されていました。
しかし、この方は無理にご飯を減らすことでおかずが多くなり、かえってカロリー、脂質、塩分の摂取過剰になっている傾向にありました。
そこで、配食をお届けし、目安の量、味を見ていただく事になりました。
当初は「そこまでしなくても・・・」と消極的でしたが、試してみると
「以外にご飯、お魚も食べる事が出来て満足しました。お腹もすくことがなかったのでその日は間食もしませんでした」とお声を頂きました。
間食が減ることでぐっと摂取カロリーを控えることにつながり、改めて食事を見直すきっかけになったようです。
「これからは配食を『教材』として月に1回程度利用し、目安量、味を確認し間違わないようにします!」と仰って下さいました。
まさに、百閒は一見に如かず。ですね。
話術だけでも行動変容に繋がる指導をしないといけないな。と反省もありつつ・・・、とりあえずきっかけ作りが出来て良かったと思える出来事でした。
㈱はーと&はあとライフサポート 管理栄養士 仲野ひとみ