食事療養のサポートを現場から発信

夏場の水分補給

こんにちは、京都管理栄養士の松政です。

暑い暑いが口癖となり、利用者様には「熱中症に気を付けてください!」と言う毎日ですが、ある利用者様は、クーラーにかかりすぎて体調不良になられたのこと。

クーラーの温度設定にも気を付けてくださいね!

さて、今日は、夏場の水分補給について少しお話ししたいと思います。

そもそも、どうして水分補給が大切なのかというと、私たちの体の50~60%(成人は55~60%、高齢者は50~55%と体内の水分量が少なくなっています)は、水分で、この水分は、体温調節をしたり、体内への栄養分の運搬や老廃物の排泄をしたり、血液や細胞にも存在し重要な働きをしています。

そのため、汗をかくことで体内の水分が失われたのであれば、水分補給をしないと熱中症などを引き起こし、命に危険が及ぶことがあります。

しかし、皆さんは、水やお茶を飲むことだけが水分補給と思っていませんか?

それは、間違いです。

水やお茶だけが水分補給ではありません。

通常、水分の6割~7割は食事から摂取していると言われ、三回の食事から約1000ml摂取することができます。

つまり、食事からも水分補給をしているのです。

よって、夏場になり、食欲が落ち、食事量が減るということは、同時に水分不足にもなっているということになります。

そのため、水分補給のためにも、バランスの摂れた三度の食事が大切です。

ただ、やっぱり食欲がなくて、たくさん食べることができない方は、食事に汁物をプラスしてみてはどうでしょうか。

汁物は、体に必要な水分と塩分を摂取することができます。

お好みの野菜などを入れ、具だくさんにして味噌汁などを召し上がってください(水分と塩分の制限がある方は、ご相談ください)。

高齢者の方に多い飲み水を控えがちな方や自分でたくさん水分を摂ることができない小さいお子様にもおススメです。

私の息子は、1歳2か月で、いつの間にシャワーを浴びたの??というくらい、本当によく汗をかきます。

脱水が心配になり、お茶を飲ませるのですが、なかなか上手く飲んでくれません。

そのため、水分補給のために、食事に汁物をプラスしています。

ただ、汁物が苦手という方います。

そんな方は、食後にゼリーはいかがでしょうか。

柑橘系のゼリーなどであればさっぱりしていいのではないでしょうか。

ただし、糖尿病や肥満気味の方は気を付けてください。

 しっかり食事を摂って、暑い夏を乗り切りましょう!!

はーと&はあと 管理栄養士 松政千佳子

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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