食事療養のサポートを現場から発信

口腔内環境の見落とし注意!!

こんにちは、サロン管理栄養士の末藤です。

最近は異常気象でテレビの報道をみていると現実とは思えないような映像ばかり流れていますよね。


大阪はいつも大雨の被害が少ないように思うのであまり実感が湧きませんが、「もしかしたら自分の身にも。」という気持ちを持っておくことや、備えておくことが大事なんだろうなと思っています。


防災グッズや非常食、水等の確保はしっかりしておきましょう!!



さて、今回は口腔内環境について。


介護の現場でも意外にちゃんと見られていない口腔内の状態。


体調管理に欠かせない食事に直結している口腔内環境ですが、残存歯の本数や義歯の使用状況、義歯の適合・不適合等まで確認しているところは少ないのが現状です。


というのも、ケアマネさんに聞いても知らないことが多いんです。


アセスメント項目もたくさんあるので、なかなか細かいところまでは難しいとは思いますが、そこが改善されるだけで食事・栄養面での問題がクリアされる方もいらっしゃいます。


よくあるのが、「入れ歯使って食べてるので食事は問題なく食べれています。」と言っている方でも、義歯が合っておらず実際には上手く食塊形成が出来ずに丸飲みしている方もいます。


口腔内の状態も変化するので、何年も前に作った義歯が合っているかどうかもわかりませんし、作ったばかりの義歯でも使用していないと馴染みません。


また、「歯がまだ残っているので噛めています。」という方でも、実際にはまばらに抜けてしまっており咬合面(上下の歯が噛み合う面)がなく噛めていない方も多くいます。


それ以外にも口腔内の乾燥状態や傷や腫れの有無、薬の副作用等、食事が食べられなくなってしまう要因はたくさんあります。


サロンではそう言った問題を抱えているかどうか専門職でアセスメントして、より良く食べていただける状態をつくれるような環境を整えています。


残念ながらサロンでは医療行為は出来ませんので、治療を行うことはできませんが治療のタイミングを見逃さないよう観察を行うことと、口腔ケアや口腔リハを行うことによる口腔内環境の整備にも力を入れています。


皆さんの周りの方の中にも口腔内の問題がないか、もう一度見直してみましょ~!!



サロン管理栄養士 末藤

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