食事療養のサポートを現場から発信

気持ちをサポート

こんにちは、京都管理栄養士の松政です。

先日訪問したご利用者様のお話。

80歳代、女性、慢性腎不全、要支援2、独居のK様。

お嫁様との面談の後、担当者会議にも出席しました。

一年ほど前の血液検査では、問題がなかったようてすが、久々に血液検査をしてみると、クレアチニン等の数値が高くなっており、このままでは透析導入になるとのことで、急いで教育入院されました。

そのため、周りの家族様やケアマネージャー様などは、慌ててサポート体制を組み、はーと&はあともその一員として加わることになりました。

しかし、ご本人様は、そのスピードについて行けず、戸惑い気味です。

「自分は何処も痛くもないし、しんどくもないのに、色々制限されて・・・」と。

とてもきゃしゃな方なのてすが、その言葉を発せられた時は、さらに小さくシュンとなっておられました。

その姿を見た、お嫁様、ケアマネージャー、看護師、ヘルパー、デイサービスのスタッフの方、皆が、顔を見合わせました。

皆「なんとかこの方のお手伝いをしたい」と思ったと思います。

ゆっくりとK様の病状のことを説明し、それぞれの役割について説明しました。

そして、何より、K様のお気持ちを確認しました。

すると、今まで通りに生活をし外出も散歩もしたい、食べたいものも食べたいとおっしゃいました。

皆そのことをダメと言ってはいないのですが、K様は、あれもこれもダメと言われると思っておられたようです。

はーとでは昼と夕食をお持ちします。

そのため、朝食にK様が食べたいもの、チーズや卵を取り入れてもらうことになりました。

もちろん、制限もあるため、毎日というわけにはいかないのですが少しでもK様のご希望を叶えたいと思います。

今回、改めて、ご本人様のお気持ちや病気への意識等を確認し、その方の思いに耳を傾けることはとても大切だと思いました。

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