こんにちは。北摂事務所の仲野です。
日増しに秋を感じる今日この頃。過ごしやすくなってきましたね。
今日は8月からお食事をお届けしている77歳・女性・慢性腎不全のため、蛋白制限の必要がある方のお話です。
この方、実は2年前にもお食事をお届けさせてもらっていましたが利用半年ほどたった頃、施設へ入所されることになり停止されていました。
そして、今年8月に息子様夫婦と同居されることになり、再びお食事をお届けさせてもらうことになりました。
お嫁様から「蛋白制限なんて怖い。食事が検査数値に反映するので責任が持てない」と強く配食を希望されました。
しかし、配食1か月が経過した現在、ほとんど召し上がっておられません。
理由は「家族と同じものが食べたい!スパゲティやお寿司が食べたい!」ということでした。すっかり、気持ちも沈んでおられました。
お嫁様も「せっかく自宅に戻ったのに好きな物を食べさせてあげられなくて申し訳ない。もう本人も食欲がないし、このままでいいです。」と仰っておられました。実際、食事の様子を拝見しても2~3口で箸が止まっていました。これではいかん!と思いケアマネージャーも交えて相談させてもらいました。
その後も食事内容を変えてみるなど提案しましたが大きな効果はありませんでした。
そこで、思い切って配食の利用回数を減らし、その分、冷凍の低蛋白弁当を利用する!という提案をしました。そうすれば配食ではなかなかお届け出来ない麺類やお寿司も利用できます。
「焼きそばもある!オムレツも食べたい!」とパンフレットを見ているとご本人様も嬉しそうでした。
正直言うと、うちの配食で何とか改善したい!という思いは強いのですが、せっかく、自宅に戻ることが出来たんですもの!何とか改善してほしい!食べて欲しい!そう願うばかりです。
㈱はーと&はあとライフサポート 管理栄養士 仲野ひとみ