こんにちは。東京いなげや・管理栄養士の六波羅です。
ブログを書いている今日は9月30日。
そう。名実ともに(?)、まさに夏の最終日です。
今日の東京は、去りゆく夏を惜しむかのように暑かった!
秋に生まれた私は、暑くも寒くもない日が大好きです(笑)。
先日、いなげやが宅配食を始めて以来、
ずっとご利用のAさま宅にお邪魔しました。
目的は、奥さまへの栄養相談です。
Aさまは退院後、寝たきりの状態が続きましたが、
驚異的な回復で、ショートステイを利用できるまでになりました。
そんなわけで、安定するまでは当社の介入を禁じられていたところ、
ようやく医師の許可が降り、満を持しての訪問です。
糖尿病をお持ちのAさま。
事前に、3日分の食事記録を書いていただいたので、
それに基づいてお話を進めます。
夕食は、毎日当社の配食をご利用なのでバッチリ!
朝食も、手の込んだものではありませんが、
たんぱく質を補う納豆などの主菜のほか、
野菜の副菜を揃えていらっしゃいます。
エネルギーになるごはんも、計量して食べているようで、
素晴らしい☆合格☆
課題が見つかったのは、昼食と間食です。
麺類がお好きなAさまは、ほぼ毎日の昼食が麺類の単品。
また、間食には果物が2種類&甘味など。
糖質に偏ったメニューで、しかも適量より多めでした。
そこで、アナログ派のワタクシ。
赤ペン添削でお馴染みの、某・なんとかゼミのなんとか先生の如く、
食事記録にあれこれ書き込みました。
理想的な食事とは、
炭水化物(糖質&食物繊維)・たんぱく質・脂質がバランスよく摂取できること。
従って、麺類には、卵や納豆、豆腐など、簡単に用意できるたんぱく質をプラスしましょう。
冷凍野菜を加えると更に良くなりますよ。
・・・奥さま、添削を見ながら、ふむふむと熱心に聞いてくださいます。
Aさまの場合、果物の適量は、80kcalほど。
りんごなら半分から4分の3程度、バナナなら1本、などなど。
実際に体感いただきたかったので、
実寸大にコピーした果物の写真をチョキチョキ切って持参しました。
・・・冷蔵庫に貼っておこうかしら、と、奥さま。
相談の内容を、早速担当のケアマネジャーさんにご報告しました。
『スゴイですね六波羅さん。これって、絶対必要なサービスですよ』
うれしいですー!
少しずつですが、理解してくださる方が増えているのを実感します。
そのケアマネジャーさんに、当社の配食を試食しませんかと聞いてみたら何と、
『野菜キライ、魚もイヤ。嫁さんがブーブー言ってます(笑)』
・・・ムムっ。私の出番かな???
東京 管理栄養士 六波羅 美幸