食事療養のサポートを現場から発信

家族みんなで食事療養

こんにちは。相変わらず寒い日が続いていますね。

今回は糖尿病食をご利用者様のお話です。

昨年10月から週1回夕食にご利用・88歳・女性・独居。長年糖尿病を患い、昨年9月の時点でHbA1c10.2

配食を開始された目的は栄養指導の導入でした。この方は20年近くお一人住まいでダンスに週3回通い、好きな物を好きなだけ食べていたようです。しかし、血液検査の数値がだんだん悪くなるのでケアマネージャーさんが食事の見直しを提案されました。

ご利用後から毎月1回訪問させてもらい栄養指導をさせてもらっています。

その際、ご本人様はもちろん、娘様、お嫁様、お孫様(22歳、女子大生)まで参加されています。

女性ばかりの集団ですので、甘いお菓子の話題に花が咲きます。「ちょっとなら、たまにはいいよね~」といいながらほぼ毎日お饅頭を食べていました。

さらに話を聞いているとどうも、問題はご本人様よりも娘様にあるようでした。

「和菓子なら大丈夫。果物はビタミン補給に必要だからいっぱい食べないと。パンなら間食にならない。牛乳はカルシウム補給だからこれもいっぱい飲まないと」と娘様。いかん。いかん。とまずはご家族様の意識改革から。

もちろん、ビタミン、カルシウムの摂取は必要ですが「量」について説明し、翌月は実施できているか確認。

翌月、娘様は「体重1kg減ったの~」と、とても喜ばれていました。ご本人様より、娘様に響いたようです。いいのか、悪いのか。でも正直、メタボ体型なので一緒に改善出来れば。とひそかに思っています。(ご本人様も1月はHbA1cが9.0になっていました。よかった)

まずは、みんなで食事を見直しましょう!

㈱はーと&はあとライフサポート 管理栄養士 仲野ひとみ

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