食事療養のサポートを現場から発信

「やるきスイッチ」はどこに?

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こんにちは☆北摂管理栄養士の大都です(^^)ノ

3月に入りましたが、まだまだ寒いですね。

とは言え、梅も咲き始めおります☆写真は万博公園の梅林の写真です☆

今日の栄養指導の一コマ・・・

60歳男性。心筋梗塞の既往歴のある糖尿病の患者さま。

奥様同伴で栄養指導に来られました。

HbA1c8.5 十分に血糖コントロール不良の患者さまです。

早速、普段の食生活をヒアリング・・・・

朝は食パン6枚切りを2枚・・・

ところが、一向に私の顔を向いて話してくれません。

奥様曰く、「いつも、こうなんですよ。聞きたくない話の時は下を向いて一向に聞かないんです!」

入院していた病院でも何度も栄養指導も受けておられたようですが、奥様がメインで聞いて、当のご本人様はそっぽを向いていたようです。

「私は一生懸命、カロリー計算や、調味料を計量して頑張って作っているのに間食はするわ、ジュースは飲むわ。本人の意識がなさすぎるんです!」

う~ん・・・これは手ごわいかも?

まずは、私の話を聞く姿勢になって貰わなければ・・・

HbA1cがあがる要因、合併症の話をし・・・

「せっかく一日3時間のウォーキングを続けておられるのに。これだけ歩いてHbA1cがこの数値は勿体ないです!」

この言葉に反応して、ようやくこっちを見てくれました(^^;

「そやなぁ・・・せっかく歩いてんのになぁ・・・夜のジュースは止めるわ。」

ちょっと前進。

夜のジュースを止めること、間食は時間を決めて食べること、朝の食パンは5枚切を1枚にすることを目標にして終了。

耳のイタイ話をされるのは誰もがツマラナイですよね。

どうしたら前向きに取り組んで頂けるか、話を聞いてもらえるか・・・・

意識変容できるか・・・

人それぞれ「やるきスイッチ」が違うんで。

私の引き出しも奥深く、たくさん入る引き出しに順次拡大中です(^^;

はーと&はあとライフサポート 管理栄養士 大都宏子

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